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マイクロフォーカスX線CT装置

マイクロフォーカスX線CT装置の概要

X線撮影を360度全方向からおこない、物体の内部がどうなっているかを調べる技術です。

Computed Tomography(CT)

X線とは波長1pm-10nmの電磁波です。X線が物質に入射すると、さまざまな原因により吸収されながら通過していきます。CTスキャン装置は、対象物内をX線が透過する際の「透過しやすさ」「吸収されやすさ」の違いを利用して、材質や構造を調べます。CTとはComputed Tomography の略称で、コンピュータ断層撮影法と呼ばれており、物体を走査(scan、スキャン)することからX線CTスキャンとよばれます。 物体をさまざまな方向からX線で撮影し、再構成処理を行うことにより、物体の内部構造を得ることができます。 異なる材料で構成された物質の場合だけでなく、同じ物質であっても、密度が異なるとX線の吸収係数にちがいが出るため、その差を計測することができます。材料内部の破壊や劣化を、対象を破壊することなく非破壊的に評価するが可能な非常に強力な分析装置です。また、同一試料の内部変化を断続的に観察していくといった場合にも極めて有用です。 

X-RayCT(2013年)



マイクロフォーカスX線CT((株)島津製作所製 SMX-160CTS)で出来ること

  • X線管球とX線検出器を対向させて固定し、その間にサンプルを設置して360度サンプルを回転させることにより、ある断面層のあらゆる角度からのX線データを収集し、再構成処理を行なうことでサンプルの内部構造を知ることが出来ます。
  • ターンテーブルと検出器の距離をある程度自由に設定できるので、サンプルの大きさや解析の目的に応じて幾何学的拡大倍率を、設定することが出来ます。
  • プラスチックや炭素繊維強化複合材料、チタン、アルミニウムなどの軽金属の測定が得意ですが、銅、タングステンなどの重金属の測定も可能です。
  • サンプル搭載可能最大重量4kg、一度に撮影可能な最大領域は直径9mm、X線管最大出力量160kv。試料自体は大きなものから1mm以下の極小サイズまで観察可能です。
  • 3次元データ解析ソフトであるVGStudioMax (ver 2.2) を使用して、より効果的にサンプルを分析することが出来ます。
  • 撮影後、CT画像はjpeg、bmpデータにしてお渡しします。また、ご希望の場合、生データをそのままお渡しいたします。

分解能について

 当装置の最大分解能は0.4µmとなります。(ただし一定の条件あり)

CT 画像の分解能はボクセルのサイズで表されます。
ボクセルとは断層画像を構成する最小要素で,断層画像はボクセルの集合体です。



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