フォーラム概要


展示会名 第9回 NIMSフォーラム
-物質・材料の最先端研究と技術移転-
第8回 NIMSフォーラムの様子
第9回 NIMSフォーラムのポスター
(クリックで拡大します)
副題 社会ニーズに応える物質・材料研究
展示会期 2010年2月17日(水)
展示会場 東京国際展示場(東京ビッグサイト) 会場アクセス
〒135-0063 東京都江東区有明3-21-1
入場料 無料
主催 独立行政法人 物質・材料研究機構
問合せ先 独立行政法人物質・材料研究機構 企画部広報室 
「NIMSフォーラム事務局」
TEL. 029-859-2026 / FAX. 029-859-2017

第9回のみどころ

第8回 NIMSフォーラムの様子
nano tech 2010 のロゴマーク

第9回目の今回は、「環境・エネルギー問題」に関連した社会ニーズに応える材料の研究成果を多く展示いたします。また、同日同会場で開催される「nano tech 2010 (国際ナノテクノロジー総合展・技術会議)」と同時開催。当日は「nano tech 2010」「NIMSフォーラム」の両展示を交互に見ることも可能にいたしました。

なお「nano tech 2010」は当日入場料として3,000円が必要ですが、「nano tech 2010」のウェブサイトで事前登録すると、入場料が無料になります。


プログラムと展示内容


プログラム

10:00-10:20 開会のご挨拶、NIMSの概要潮田 資勝
理事長
10:20-10:30 来賓のご挨拶
社会ニーズを実現する環境・エネルギー材料
10:30-10:50 ナノ材料科学環境拠点と計算科学の可能性大野 隆央
ナノ材料科学環境拠点マネージャー
10:50-11:10 色素増感太陽電池の高効率化韓 礼元
次世代太陽電池センター長
11:10-11:30 高性能二次電池を目指して高田 和典
国際ナノアーキテクトニクス研究拠点
ナノマテリアル分野 MANA研究者
11:30-11:50 水素製造および燃料電池に関わる材料の開発西村 睦
燃料電池材料センター長
11:50-12:10 ビスマス系高温超伝導線材高性能化と将来展望北口 仁
超伝導材料センター 
高温線材グループリーダー
12:50-13:20 昼食
環境浄化へのナノテクノロジーの適用
13:20-13:40 多孔性ナノシートを用いて有機分子の超高速濾過を実現 一ノ瀬 泉
ナノ有機センター長
13:40-14:00 ナノ光触媒 その可能性へのチャレンジ 葉 金花
光触媒材料センター長
ナノテクノロジー研究の進展
14:00-14:20 原子力間顕微鏡による原子単位のナノ構造化 Oscar Custance
ナノ計測センター 
ナノメカニクスグループリーダー
14:20-14:40 プラズモンナノ共振器から生まれる新しい光機能 宮崎 英樹
量子ドットセンター 
プラズモニクスグループリーダー
14:40-15:00 固有ジョセフソン接合
-結晶に内蔵された超高速・超低消費電力・三次元集積素子
羽多野 毅
ナノテクノロジー基盤萌芽ラボ
ナノ量子エレクトロニクスグループリーダー
15:00-15:20 単分子を識別・検出するナノプローブセンサーの開発 中山 知信
国際ナノアーキテクトニクス研究拠点
ナノシステム分野 ナノ機能集積グループ 主任研究者
物質・材料研究ニーズに対応した最先端分析技術
15:40-16:00 材料研究の懸案課題を打開する強磁場固体NMR 清水 禎
ナノ計測センター 
強磁場NMRグループリーダー
16:00-16:20 レーザーアトムプローブによる3次元ナノ組織解析 大久保 忠勝
磁性材料センター 
ナノ組織解析グループリーダー
16:20-16:40 見えない半導体界面を可視化する
-太陽電池から次世代半導体まで-
関口 隆史
半導体材料センター 
半導体特性評価グループ
バイオ研究の展開
16:40-17:00 生体と調和する高分子と医用金属とのハイブリッドによる薬剤溶出性ステントの開発 田口 哲志
生体材料センター 
生体材料システム化グループ
17:00-17:20 配向連通多孔質アパタイト人工骨 末次 寧
生体材料センター 
無機生体材料グループ
17:20-17:40 バイオトランジスタによる生体分子認識の検出 宮原 裕二
生体材料センター長
つくばナノテクノロジー拠点
17:40-18:00 つくばナノテクノロジー拠点(NIMS・産総研・筑波大学・民間企業等連携)の報告 中村 和夫
戦略室長
18:00 閉会

研究成果ポスター

大型展示

超耐熱合金の今後

ジェットエンジンや発電用タービンに用いられる材料には、1000℃の温度下でも高い強度が要求されていますが、低燃費化・CO2排出削減を見据えたタービンの効率化のために燃焼温度のさらなる引き上げが求められています。NIMSは1100℃を超える耐用温度をもつ単結晶超合金を開発し、さらに耐用温度1150℃の材料を目標に研究に取り組んでいます。今回はNIMSが開発した超合金を素材とするジェットエンジン用タービンブレードなどを中心に展示を行います。

サイアロン蛍光体

照明や表示機器の省エネルギー化のために期待が大きいLEDですが、耐久性や色再現性のために不可欠なのが蛍光体材料の開発です。NIMSが開発したサイアロン蛍光体は従来の蛍光体材料に比べて高温や高エネルギー環境、経時耐久性に優れており、青色LEDによる可視光励起が可能であるためLED照明の長寿命化にとって期待が大きいものです。材料としての幅広い固溶範囲を活かした色範囲の拡大などを進め、白色LEDの演色性向上に取り組んでいます。

金属ナノ粒子

磁性体を含む金属や合金のナノ粒子化は、微細プリント配線や高効率触媒、磁気記録素子といった応用分野への期待が大きいが、結晶粒径分布の均質性、内包する高い活性のための凝集、ハンドリングのための分散技術といった課題も有しています。今回のブースでは NIMSの開発した活性液面連続真空蒸着法による製造装置、また作製した各種のナノ粒子試料を展示いたします。

環境材料・技術 高性能燃料電池用固体電解質・電極材料の開発
貴金属不要の水素製造用Ni3Al箔触媒材料の開発
進歩する金属ナノ構造体
Pt基金属間化合物ナノ粒子による排ガス清浄化
1800メガパスカル級超高強度ボルトの開発に成功
Warm Spray法による高機能コーティングの創製
発電用熱電材料の開発
ソフトPZTを超える非鉛圧電材料BZT-BCT
Mesoporous membrane for water purification
鉄系超伝導の最前線
新超伝導体の探索
ビスマス系線材の開発
高性能燃料電池用固体電解質・電極材料の開発
貴金属不要の水素製造用Ni3Al箔触媒材料の開発
分子デザイン・
分子デバイス
新規チオフェン導電性ポリマー
分子をならべて機能を発現
有機デバイス材料の開発
有機トランジスタ: 基板表面の単分子薄膜の制御でトランジスタアレイを作る
パルスレーザーを利用した高分子ナノワイヤーの作製
単分子レベル化学反応制御による超高密度データストレージ技術
光機能材料・ デバイス 発光色を紫外-可視で可変可能なSiナノ粒子の室温湿式調製と誘導化
六方晶窒化ホウ素を用いた遠紫外面発光光源
コロイド粒子分散フォトニック構造
カラー電子ペーパー
ダイヤモンド深紫外線センサの開発
ナノ透明セラミックスの合成
ナノスケール構造体・
ナノスケールデバイス
ナノシートの二次元結晶表面を利用した薄膜成長制御
BN系ナノスケール物質の高純度創製法の開発と応用展開
ナノイオニクス現象を利用したスイッチデバイスの創製
ナノ粒界設計による機能性酸化物セラミックスの創製
次世代トランジスタ実現のための半導体ナノワイヤ
Functional Nanoporous Materials
ナノ構造体の量子伝導特性の高精度解析
バイオマテリアル・
生物関連材料科学
バイオトランジスタによる生体分子認識の検出
生きた細胞とマイクロ流路を利用した毒性センサ
細胞パターニングおよび薬剤放出制御のための光応答性バイオ界面
自然から学ぶナノテクノロジー
NIMSにおけるナノ材料の社会受容研究
材料基盤技術 透過型電子顕微鏡用高エネルギー分解能X線分析装置の開発
先端電子顕微鏡による材料解析技術
先進技術を支える材料信頼性評価
NIMSナノ材料開発の羅針盤としての先端量子ビーム大型施設