特別展・ファイナル実験ショー!
6/26をもって終了する、つくば駅前「トナリエ クレオ」でのNIMS特別展示。最後の週末となる6/25(土)・26(日)の2日間、NIMS実験隊による実験ショーを開催します。会場でアンケートに答えてくれた先着200名様にNIMS特製「材料のチカラでアイス食べやすいスプーン」をプレゼント! ぜひお越しください!
![]() 今月の一枚
ゲルマニウム表面にできた水たまり
雨上がりの水たまりのように見える物体——ゲルマニウム基板上に堆積した銀の薄膜(厚さ約100nm)を約650℃で加熱することで、銀が液体化して固まった表面の様子だ。NIMSでは、ゲルマニウムを用いた2次元材料「ゲルマネン」の優れた物性を電子デバイスなどへ応用すべく、大気中でも安定して存在するゲルマネン合成の研究を進めている。 for more detail
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![]() NIMSの最新情報をお届け!
![]() NIMSと磁石メーカー4社による磁石MOPが発足
プレスリリース 5/30
2017年以降、民間企業の持つ「基礎研究所」の一端を担い、産業界とアカデミアをつなぐマテリアルズオープンプラットフォーム(MOP)を運営してきたNIMS。この度、新たにTDK(株)、大同特殊鋼(株)、信越化学工業(株)、日立金属(株)の4社と、磁石MOPを設立しました。今後、磁石メーカーで必要とされる共通基盤研究等を、磁石MOPを通じて、アカデミアと連携しつつ進めていきます。
....and more!
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![]() NIMSが誇る装置をピックアップ!
NIMS装置図鑑
![]() Vol.8
量子ダイヤモンド成長装置
~ダイヤモンドで簡便に脳磁測定! 脳科学の未来を担うNIMSオリジナル装置~
脳から発生する極微量な磁場(脳磁)を、高感度で感知する超伝導量子干渉計(SQUIDs)。脳にある病変の位置を確認したり、神経伝達をはじめ脳の様々な機能を観測するなど、現代医療に欠かせない機器だ。ただ、SQUIDsは測定にヘリウムを使った極低温環境が必要なために利便性やコスト、また患者が数時間束縛されるために負担面でも課題がある。 脳磁測定をもっと簡便にできないか——今、帽子のようにかぶるだけのウェアラブルな脳磁場測定機器が、世界中で待ち望まれている。その実現に不可欠なのが、NVセンターを含んだダイヤモンドだ。ダイヤモンドは炭素のみでできている結晶だが、窒素(N)と空孔(Vacancy)から成るNVセンターを結晶内に的確かつ高濃度に配置することで、その量子効果を使って脳磁のような非常に小さい磁場を高感度で感知できるようになる。
まず、右側にあるロードロックチェンバーの窓から下地基板(※注)をセット。ロードロックチェンバー内を高真空にしたら、ダイヤモンド成長を行うメインチェンバーに下地基板を真空搬送する(写真上)。メインチェンバー内に水素ガスとマイクロ波を導入して水素プラズマを形成し、続いてメタンガスを導入。水素とメタンが混合したプラズマによる反応からダイヤモンド薄膜の成長が始まり、およそ2週間で窒素含有のダイヤモンド結晶が完成する。
これからの医療、脳科学の発展の要とも言えるダイヤモンドNVセンター。自前の最強の装置とともに、寺地の研究は続く。
もっと知りたい! 量子ダイヤモンド成長装置のキモ
★NIMS一般公開2022:非常識な『ミカタ』 |
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国立研究開発法人 物質・材料研究機構(NIMS)
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