SM490相当鋼(0.15%C-0.4%Si-1.5%Mn)よりフェライト粒径の異なる3種類のフェライト-パーライトが鋼(3.6, 9.8, 46.2

m)を作製し、温度とひずみ速度を変えた引張試験を行った。
図 は、この3種のフェライト-パーライト鋼の応力-ひずみ曲線である。
変形応力は、フェライト粒径が小さくなるほど増大した。
図 は、フェライト粒径と10%流動応力の関係を示したものである。結晶粒微細化が鋼の変形応力を増大する一方で、均一伸び、全伸びは減少することを明らかにした。
また、リューダース変形領域以降では、粒径は変形応力の温度とひずみ速度依存性に影響ししないことがわかった。