材料のフォト・ストーリー「材料が魅せる極微の美」
まるで金の花が開いていくような美しい形状は、ゲルマニウムナノワイヤ。シリコン基板上で成長する様子を走査型電子顕微鏡(SEM)で捉えたもの。
TiO2 ナノチューブ配列:陽極酸化処理でチタン箔の表面に自然に形成されたチューブ状二酸化チタンの配列。
ナノの光プローブ(近接場光学顕微鏡)で描いた絵「ナノの迷路」。材料は、コンピュータ用メモリの材料として注目を集めている酸化物強誘電体(Bi4Ti3O12)の単結晶。紫外線をあてると構造変化するユニークな性質を利用したもの
銀(Ag)のナノワイヤ:メタン(CH4)から化学気相合成法(CVD)によって合成した炭素球体の表面にできた銀(Ag)ナノワイヤ集合体の造形。
サッカーボール分子(C60)の真珠:10億分の1メートルの炭素でできたサッカーボール分子「フラーレンC60」が集まってできたマイクロメートルの球
金属を含むバックミンスターフラーレン錯体が、針状のフラーレンナノ結晶をもつキューブに変化!走査型電子顕微鏡(SEM)画像
フラーレンナノリーフ:液-液界面で成長させた銀(I)フラーレン錯体。まるで植物の葉のように見える。
カーボンナノチューブを電子顕微鏡で観察したもの。ナノ配線への応用を目指して、カーボンナノチューブを平行成長させる。通常は、このようにまっすぐ成長するが....
3.11、震災の日に合成していた試料。未曾有の大災害を象徴するかのごとく、その姿は大きく乱れた。
カルシウムとリンを含む食品添加物の水溶液にマグネシウムを漬け込むと、水酸アパタイト(歯や骨の主成分)の結晶が生える。溶液のpHによって、できる結晶の形も様々。(左から、強アルカリ性、弱アルカリ性、弱酸性)