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構造材料研究拠点は、国土強靭化と産業競争力強化のため構造材料研究基礎研究を産学官融合で推進する
ハブ拠点を構築するために2014年10月1日に発足し、2015年3月にキックオフシンポジウムが開催されてから、様々な視点で拠点シンポジウムが開催されてきました。

今回、平成30年2月23 日（金）に物質・材料研究機構千現地区において、第5回構造材料研究拠点シンポジウムを開催しました。第５回拠点シンポジウムでは、従来機体よりも劇的に燃費効率が向上したドリームライナーの普及や、MRJの完成など最近話題が多い航空機に着目し、航空機関連メーカーや材料メーカーから講師をお招きしてご講演いただきました。
小出理事の開会挨拶に続き、御手洗副拠点長より拠点の研究紹介が行われ、続いて、三菱重工航空エンジン株式会社　技術マネジメントG 主席技師　貴志公博 様より、「ＭＲＪ用ＰＷ１２００Ｇエンジンについて」、株式会社IHI 技師長　錦織貞郎 様より「航空機エンジン適用耐熱金属材料の開発」、超々ジュラルミン研究所（元　株式会社UACJ 技術開発研究所顧問）吉田英雄様より「航空機エンジン適用耐熱金属材料の開発」、中菱エンジニアリング株式会社　主査　阿部俊夫様より「航空機複合材の現状と課題」、株式会社IHI 主幹　中村武志様より「航空機エンジン用セラミックス材料」　と題したご講演を頂きました。最後に、構造材料研究拠点2050Visionタスクフォースリーダー小熊博幸からタスクフォースの活動について報告をいたしました。

その後、場所を移してNIMS研究者によるポスター掲示を兼ねた交流会が開催され、活発な議論が行われました。シンポジウムには120名の参加をいただき、短い時間ながら交流と議論ができたことに改めて感謝いたします。