イベント
SIP“インフラ維持管理・更新・マネジメント技術”
2016年度 インフラ構造材料サマースクール
2016.08.25 09:50
~ 2016.08.25 17:30

趣旨
我が国のインフラ構造物の多くは、高経年化による劣化が深刻な問題となっています。限られた財源と人材のもと,膨大なインフラの維持管理に対処するためには、構造物劣化機構の解明とともに維持管理フローの高効率化が必須です。この喫緊の課題に対してNIMSインフラ構造材料クラスターでは、土木・建築工学と材料科学・工学の異分野連携による人材育成が非常に重要と考え、2015年度に引き続き、2016年度もインフラ構造材料サマースクールを開講します。
本スクールでは、大学生、大学院生、高専生、企業の新人等を対象に、材料から土木・建築までを俯瞰できる研究者、技術者を育成するために必要な素養を習得していただくことを目的としております。今年度は特に、土木・建築分野の研究者および企業の方を講師に迎え、建設構造物の現況や建設材料学、トンネルや橋梁での維持管理などについての講義を行いますので、奮ってご参加いただきますようよろしくお願い申し上げます。
(本サマースクールは戦略的イノベーション創造プログラム“インフラ維持管理・更新・マネジメント技術”の研究開発課題“インフラ構造材料研究拠点の構築による構造物劣化機構の解明と効率的維持管理技術の開発”における人材育成プログラムとして開催するものです。)
本スクールでは、大学生、大学院生、高専生、企業の新人等を対象に、材料から土木・建築までを俯瞰できる研究者、技術者を育成するために必要な素養を習得していただくことを目的としております。今年度は特に、土木・建築分野の研究者および企業の方を講師に迎え、建設構造物の現況や建設材料学、トンネルや橋梁での維持管理などについての講義を行いますので、奮ってご参加いただきますようよろしくお願い申し上げます。
(本サマースクールは戦略的イノベーション創造プログラム“インフラ維持管理・更新・マネジメント技術”の研究開発課題“インフラ構造材料研究拠点の構築による構造物劣化機構の解明と効率的維持管理技術の開発”における人材育成プログラムとして開催するものです。)
お申込み方法
以下のWEBページより、事前登録をお願い致します。 なお、会場の広さから定員を50名とさせて頂きます。
プログラム
日時:
平成28年8月25日 9時50分〜17時30分 (終了後、講師との交流会17:30~)
場所:
物質・材料研究機構 千現地区 先進構造材料研究棟 5階Conference Room
参加費:
無料 (交流会:一般3000円)
参加費:
無料 (交流会:一般3000円)
プログラム:
9:50 | 開会の辞 | 物質・材料研究機構 土谷浩一 |
10:00-11:00 | 建設構造物の現況と背景 | 京都大学 塩谷智基 |
11:10-12:10 | 建設材料学 | 東京大学 田中泰司 |
12:10-13:00 | 昼食 | |
13:00-13:40 | 建設構造物の設計・施工・維持管理(トンネル) | 安藤ハザマ 鈴木雅行 |
13:40-14:20 | 橋梁に関連するインフラ設計・施工・維持管理 | 清水建設㈱ 吉武謙二 |
14:30-15:30 | コンクリートの損傷評価に関する先端技術とその利用 | 京都大学 西田孝弘 |
15:40-17:10 | デモ実験 (小型コンクリート試験片の曲げ試験時のAE計測他) |
|
17:10-17:30 | 修了式・閉会の辞 | 物質・材料研究機構 土谷浩一 |
17:30-19:00 | 交流会(有志による会費制 一般3000円) | |
解散 |
世話人:
塩谷智基(京都大学・インフラ先端技術共同研究講座)
西田孝弘(京都大学・インフラ先端技術共同研究講座)
田中泰司(東京大学・生産技術研究所)
志波光晴(物質・材料研究機構・構造材料研究拠点)
片山英樹(物質・材料研究機構・構造材料研究拠点)
西田孝弘(京都大学・インフラ先端技術共同研究講座)
田中泰司(東京大学・生産技術研究所)
志波光晴(物質・材料研究機構・構造材料研究拠点)
片山英樹(物質・材料研究機構・構造材料研究拠点)
開催報告
インフラ構造材料クラスターでは、土木工学と材料工学の異分野連携による人材育成を目指し、昨年度に引き続き”2016年度インフラ構造材料サマースクール”を開講しました。 大学学部生、大学院生から企業の若手社員まで昨年度を大きく上回る55名の参加者を迎えた満員の会場で、橋梁、トンネルなどの建設構造物の維持管理、セメント材料から構造劣化検出のための非破壊検査手法などに関する講義を行いました。さらにAEトモグラフィによるコンクリートひび割れの検出やモアレ縞法のデモ実験を行いました。最後に受講者には修了証が手渡され、引き続き開かれた講師と受講生(有志)の交流会では、講義中にできなかった質問をするなどして、理解を深めていました。

受講風景

デモ実験風景

デモ実験風景

修了証の授与