イベント

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第4回インフラ構造材料クラスターセミナー (構造材ゼミ020)

2016.03.15 15:00 ~ 2016.03.15 16:00

趣旨

当拠点のインフラ構造材料クラスターでは、コンクリートを主体とするインフラ構造物における損傷劣化機構の解明、及びインフラ維持管理の低コスト化に資する技術開発について関連分野の第1線でご活躍中の研究者、技術者を招いてセミナーを開催しております。
第4回目としまして、早くから工学部重点研究課題としてセンター構想を実現され、現在も「道守」というインフラ維持補修に関する人材育成プログラムを推進してみえる、長崎大学の松田先生にご講演頂きます。
事前申込み必要はありませんので、皆様のお越しをお待ちしています。

プログラム

1.日時
2016年3月15日(火)15:00-16:00

2.場所
千現地区 先進構造材料研究棟 5Fカンファレンスルーム

3.講演
長崎大学 インフラ長寿命化センター・センター長 教授
松田 浩 
 「長崎県のインフラ維持管理の現状、長崎大学の取り組み、新技術導入の現状と課題について」
 

概要

長崎県は教会群をはじめとする観光資源が離・半島に点在し、これらを結ぶ交通網が整備されている。
県自体が半島であり、離島が面積の4 割を占め、高温・多湿・台風・季節風などの様々な劣化外力を受けやすい。
そのため、橋やトンネルや道路などの交通インフラ施設に、塩害や中性化によるコンクリートのひび割れ、さびや疲労に
よる鋼部材の腐食・き裂が相次いで確認されている。 

これに対処するには「早期発見」と「早期補修」が重要になる。財政状況が厳しい中、長崎県は、全国に先駆けて、橋梁長寿命化修繕計画を策定したものの、その実施のための技術者数が不足している。このような状況にかんがみ、長崎大学工学部インフラ長寿命化センターは、長崎県、県内建設業界、住民と連携し、橋やトンネルや道路の維持管理を行う人材(道守)養成を行ってきた。本講演ではこれまでの取り組み及び新技術導入の現状やその課題についてご紹介したい。
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