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接合・造型分野

分野長ご挨拶

   渡邊   誠
  渡邊 誠

炭素繊維強化プラスチック複合材料(CFRP)やSiC-SiC複合材料など、近年重要性を増す複合材料では、強化相とマトリックス相で構成される一つの層を、積み重ねて様々な部材形状を実現し、強度など必要とされる性能を実現いたします。また、様々な原料粉末やワイヤーから部材形状を直接造形する三次元プリンターや保護膜を形成するコーティングプロセスでは、微小な溶融金属あるいは固相粒子の接合を積み重ねることで、材料を形成いたします。さらに航空機や自動車、鋼橋など構造体を造る上では、溶接や接着による材料の接合が非常に重要であり、革新的なブレークスルーが常に求められています。本「接合・造型分野」では、ナノ、マイクロといった微小なスケールから、メートルといったマクロなスケールまで、構造材料の特性や寿命、信頼性を大きく支配する界面と接合をキーワードに、材料開発から部材造型まで、それを支えるプロセス技術に重点を置き、新しい材料創製に挑戦していきます。(2018.04.01)

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