更新日 平成20年 7月 29日
公開日 平成16年 4月 23日
ImgeSPMとSheepshaver
腐食解析チームでは『ナノ-メゾ-マクロ観察および高精度腐食シミュレーションシステムによる腐食機構の解明』
という点から研究を遂行しています。
非常に小さな領域の現象から目にみえる大きな腐食現象まで異なるスケールでの腐食現象の観察から従来
ほとんど理解されていなかった大気腐食現象や、水溶液腐食の解明を行っています。開発した
スーパーケルビンフォース顕微鏡(SKFM)などを用いて腐食の成長や形態の変化のその場連続観察、
交流インピーダンス測定などの電気化学測定、pH分布の計測、さびのin-situ分析などを連続的に行いし、
カラーレーザ顕微鏡観察などと組み合わせて腐食機構の解明の手がかりを得てスーパー鉄鋼材料開発の指針を得ることを
目標とする研究を行っています。
MgCl2を付着させた純鉄の大気腐食の形状および電位分布のその場連続観察
(左:走査範囲0.8mm
X 0.8mm、右:走査範囲5μm x 5 μm)
ディレクター:升田 博之