SheepshaverとImageSPM

ImageSPMをClassicをサポートしないIntelMacやWindowsで用いるためにはエミュレータが必要です。フリーで手に入るエミュレータとしてSheepshaverがあげられます。2006年の1月21日にGwenole Beauchesne氏によりIntelMac用のSheepshaverが作られ、ImageSPMを将来もMacで使うことが可能になりました。SheepShaver 2.3-Pre (30.Nov.2005)ではMacOS10.2,10.3,10.4とすべてインストール可能でした。WindowsXPにもシャープとソニーのノートパソコンでインストールできました。インストールの手順などはインターネットでSheepshaverで検索すれば多くの人が解説してくれています。WindowsはこのバージョンからGUI設定ができるようになり扱いが非常に楽になりました。Macはターミナルを用いて不可視のpreferenceファイルを書き換える必要があります。スピードはMacではClassicと遜色のないスピードで動きます。Windowsでは起動がMacに比べて極端に遅いですが、ImageSPMはTM8000 994Hzのシャープのノートパソコンでは少しもっさり、Pentium 1.74GHzのソニーのノートパソコンでは1.25GHzのIMacのClassicより3割程度早く高速でさくさく動きます。

インストールの注意点は

ROMのバージョンによっては動かないことがある。バージョン1.6がお勧めのようです。

Macでは1024x768か1280x1024の解像度を初期設定しないと画像が乱れます。

Windowsではcdenable.sysをWindows\system32\driversにいれなければ動かない機種がありました。

Macではpreferenceファイルにdisk /users/masudahiroyuki/sheepshaver/data.imgのように項目を追加することによって新しいディスクを追加することができます。

Macでは音を出すにははpreferenceファイルのnosound falseにしてsheepshaverを立ち上げた後コントロールパネルのサウンドの出力の内臓スピーカを選択すると音が出るようになります。

まだ多くのバグが残っているSheepshaverですが私のように研究にImageSPMとWingz LiteというClassic アプリケーションを用いているユーザは今後このエミュレータは必須のものとなりそうです。

写真1 Windowsノートパソコンで動くImageSPM

写真2 iMacで動くImageSPM