ソフト化学グループ
Soft Chemistry Group
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研究内容
機能性ナノシートの創製と応用
 
ナノシートとは?
ナノシートは層状ホスト化合物をソフト化学的な処理により結晶構造の基本最小単位である層1枚にまで剥離することにより得られます。 分子レベルの厚み(約1ナノメートル)に対して横方向にはその数百倍以上のサイズ(ミクロンレベル)をもつ,2次元ナノスケール物質です。
 

ナノシートのラインアップ
我々のグループではこれまでに様々な遷移金属ならびに希土類金属の酸化物,水酸化物ナノシートを合成し, それらが組成・構造に依存して多彩な特性を示すことを明らかにしています。
 

 

物性の開拓
ナノシートは,その分子レベルの薄さである究極的な2次元性を反映して, バルクでは見られない新規特性を示すことが明らかになってきています。
 
 

ナノシートからナノ構造材料の構築
ナノシートを出発原料として活用することにより多様な材料合成を行うことができます。たとえばフロキュレーション反応、自己組織化反応などのソフト化学反応操作を利用した、ナノシートを積み木細工的に様々に集合させたり、配列、 累積させた、ナノ薄膜、高比表面積を持つナノシート再凝集体、中空シェル、ナノチューブなどを誘導できます。この新しい材料合成ルートを経由して電子材料、光触媒材料などへの展開を進めています。
 
自己組織化反応を利用したナノ薄膜,コア・シェル粒子の構築
 
ナノシート再凝集体
ナノ薄膜
中空シェル
 

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