材料データベースグループ

倉庫から宝庫へ データベースの進む先

材料データベースグループは、 (1) ビッグデータ時代でも持続可能な材料データベースの作成と品質管理、 (2) 取得した大量のデータの整理と統合、 (3) データ取得現場と材料データベースの直結による対話式のデータ駆動、 (4) 人工知能による客観的解析と授権によるラボデータの共有財産化を進め、効率・量・質において先進的なデータベースの作成で、材料開発と材料分析に寄与します。

専門分野・研究対象

第二次大戦以降、科学雑誌の数は増え続けています。例えばScopusで扱っている定期刊行中の科学雑誌数 (シリーズ本を含む) は1945年に1,000タイトルであったものが、現在は約22,000タイトルに上っています。戦後の急上昇を除いても、およそ50年で10倍のペースです。更に各雑誌も50年で約10倍のペースでページ数を増やし続けています。つまり、この50年で科学文献情報はざっと100倍増えたと考えられます。これらが毎月本棚に並んでゆくと・・・
科学雑誌は、データベース作るうえで最も重要な情報源の一つです。私たちは、50年前より100倍の効率で文献情報を集め、いつでも使えるように整えておかなくてはいけません。
今後も同レベル、あるいはそれ以上の効率が求められる今、データベースの作り方を根本から見直す必要があります。

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(1) 持続可能な材料データベースの作成

これまで人手に全て頼っていたデータベースの作成を人工知能との共同作業に変えていきます。機械による作業効率と人によるクオリティを両立させて、持続可能なデータベース作成を目指します。学術論文・特許等の公知情報からのデータ収集を進め、広く使えるデータベースを作ります。


(2) 大量データの整理と統合

これまでに生み出され、また今後生み出されるデータを、整理統合する技術を研究・開発します。「科学」という大きな体系の中で、一論文・一特許は小さな部分でしかありません。でもそれぞれは間違いなく繋がっていて、まとめることができます。機械で処理できる書き方でこの体系を表し、すべての情報が大きな一つの知恵として活用される仕組みを作ります。


(3) 大量で幅広いデータの提供

データベースとなり体系化された大量のデータを、一度に処理できるデータ提供の仕組みを作ります。これまでの一つの答えを探す検索に加え、可能性を重視した検索方法を実現して、ビッグデータ時代にふさわしい選ばれたデータを提供します。また素材開発に必要な周辺情報 (安全、環境、コスト) を含めた統合検索による幅広いデータ提供を進めます。


(4) 未来のデータベースづくり

人がこれまで蓄えてきた知識がデータベースになり体系化された後、これらを学んで理解する人工知能が作られたら、人が抱える様々な問題に答えを出す未来のデータベースのできあがりです。分かりにくい研究結果を正しく説明する人工知能データベース (AI-DB) の実現はすぐそこです。


グループメンバー

  • (別ウィンドウで開きます) ディーブ 冴

    (でぃーぶ さえ)

  • (別ウィンドウで開きます) 岡 博之

    (おか ひろゆき)

  • (別ウィンドウで開きます) 鈴木 晃

    (すずき あきら)

  • <本グループ併任者>
    桑島功、池田太一、木本浩司、三石和貴、上杉文彦、阿部太一、平田和人、坂本浩一、小高正人

お問い合わせ先

材料データベースグループ
〒305-0044 茨城県つくば市並木1-1
電話:029-860-4576
E-Mail: ISHII.Masashi=nims.go.jp([ = ] を [ @ ] にしてください)