電子顕微鏡グループ

2022.05.31 更新

最先端の材料開発や実用材料の性能評価のためには、物質の極微細構造を知る必要があります。本研究グループでは、球面収差補正装置やモノクロメーター、電子エネルギー損失分光法などの最先端電子顕微鏡手法自体を研究開発するとともに、先端材料の評価へ応用しています。独自の計測・解析用ソフトウエアやハードウエアの改造などを行い、従来技術では計測困難な分析もできるように研究開発を行っています。大学・企業とも積極的に連携して研究を進めています。

専門分野・研究対象

電子顕微鏡手法を基本とした材料評価手法にはさまざまなものがあります。本研究グループでは次のような研究を行っています。
  • 球面収差補正装置を使った、超高空間分解能の電子顕微鏡法の開発。
  • モノクロメーターを使った、超高エネルギー分解能の電子エネルギー損失分光法の開発。
  • 高精度高感度な電子顕微鏡による構造解析手法の開発。
  • 水溶液等を含む非晶質材料の構造・機能評価。
  • ローレンツ顕微鏡法による、スピントロニクス関連材料の磁区構造評価。
  • Li電池関連材料や元素戦略関連酸化物等の解析。