バイオセラミックスグループ

2022.01.27 更新

目的

  • リン酸カルシウム系セラミックスをベースにした新しい機能性人工骨材料の合成・作製.
  • 生体鉱物の微構造を利活用した新規高機能材料の創成.

水酸アパタイトとコラーゲンがナノレベルから骨と類似の構造を持っている多孔質人工骨 (左 : 製品化済み) と,自己硬化型の骨ペースト (右) .




アプローチ

  • 材料の化学組成とナノ構造は,細胞からの適切な反応を誘起し,連通気孔などの高次構造は,細胞の生存や担持性を担保します.
  • 我々は,硬組織・軟組織ともに優れた親和性を示す,水酸アパタイトやその他のリン酸カルシウムをベースとしたセラミックスや,それらに生体高分子や合成高分子を複合化させた材料を合成して,ナノ~ミクロレベルの構造を最適化することで新しい骨組織再生材料や治療用デバイスの開発を進めています.
  • また,人工的には未だ完全に再現できない生体鉱物の微構造を利活用することで,新しく高い機能をもった人工骨や環境浄化のための材料創成を進めています.

水産廃棄物のウニ殻から作製した浄化材料を用いた,フッ化物イオン除去.排水基準の8 mg/L 以下の濃度まで,フッ化物イオンを除去可能.




お問い合わせ先

バイオセラミックスグループ
〒305-0044 茨城県つくば市並木1-1