光技術は照明やディスプレイ、加工、製造、医療やヘルスケア、農業など、日常生活から産業活動まで、幅広く私たちの生活を支えています。特長的なのは、多くの分野において技術的な革新をもたらしてきたことです。照明がLEDになり、加工がレーザー加工になるなど、これまでの技術を大きく変えてきました。
こうした光技術を実際に役に立つレベルまで引き上げた、その一つの牽引役となってきたのが新しい光材料の誕生であるといえます。光機能分野では、このような光材料開発を目指しています。
光を利用した技術には多くの将来展望がありますが、社会実装されたものはまだまだ限られています。そのため、放射線レベルから可視光、赤外、テラヘルツ領域まで、ナノサイズからバルクサイズまで、量子光源も含めて、基礎レベルの開拓研究から実用に近いレベルまで、幅広く推進してまいります。