界面エネルギー関連
界面エネルギーのデータは比較的少ない。これは、界面の状態(界面を構成している2相の種類、結晶構造、結晶方位、整合、半整合、部分整合、非整合等)によって、界面エネルギー密度の値が変化するためである。したがって、界面エネルギー密度の値を知りたい時には、まず、どのような界面状態を対象としているかを明確に定義する必要がある。
しかし、界面エネルギー密度の値自体は、それほど大きく変化することは無く、特に固相界面の界面エネルギー密度の値は大よそ以下の範囲に入る。
・整合界面: 0.05〜0.2(J/m^2)
・部分整合界面: 0.2〜0.8(J/m^2)
・非整合界面: 0.8〜2.5(J/m^2) (参考:古原 忠、「鉄鋼材料における界面構造とエネルギー」、鉄と鋼、89(2003),
497-509.)
界面エネルギー密度のデータ
1) L.E.Murr, "Interfacial Phenomena in Metals and Alloys", Addison-Wesley, (1975).
多くの界面エネルギー密度データが、界面状態別(整合界面、粒界、逆位相境界等)に表としてまとめられている。
2) J.W.Martin and P.D.Doherty, "Stability of Microstructure in Metallic Systems", Cambridge University Press, (1976).
界面エネルギー密度データの表がある(上記の1)に比較してデータ数は少ない)。
界面エネルギー密度から勾配エネルギー係数を導く方法
1) 界面における定常プロファイル形状の計算
2) 界面エネルギー密度、界面幅、および勾配エネルギー係数の関係式の導出
3) 特異極限について