NIMS Conference 2012
持続性社会に貢献する構造材料科学 - 基本原理への回帰 -
参加登録申込は、5月28日 (月) に締切りました。
"NIMS Conference 2012" について
開催趣旨
インフラや輸送機器などの社会基盤を支える金属、セラミックス、ポリマーなどの構造材料は、私たちの安全・安心で豊かな生活に無くてはならない存在です。将来に対しても大きな責任を担っており、地球規模で顕在化する環境・エネルギー・資源問題の克服に貢献しなければなりません。構造材料は使用量と経済規模が他に比べて圧倒的に大きいため、社会的な波及効果は絶大です。また、この度の東日本大震災において、想定をはるかに超える地震と津波により、東北・関東地域は未曾有の被害を受けました。そのため、構造物の信頼性の検証や確保、原子力関連施設の安全性確保等、安全・安心社会の構築がこれまで以上に重要な課題となりました。これらの社会的責任を果たすためにも、構造材料は更なる進化を遂げなければならないのです。
一方、構造材料の研究開発の歴史は長く、蓄積された膨大な知識は人類の財産です。しかし、歴史が長いがゆえに、性能が頭打ち傾向にあるのも事実です。この状況を打破するためには、従来の延長線上の考え方から脱却し、原理原則に立ち返った革新的な指針が必要です。先人の功績に次の世代が何を積み上げるのか、今、構造材料研究は大きな岐路に立っています。
この度、物質・材料研究機構では、若手の構造材料研究者が中心となって、6月4日 (月) -6日 (水) の3日間、NIMS Conference 2012を開催致します。「持続性社会に貢献する構造材料科学 - 基本原理への回帰 - 」をテーマとして、震災からの復興、構造物の信頼性の検証、省エネルギー材料、高安全材料の開発にかかわる基礎課題などについて、広く議論を交わしたいと考えています。
NIMS Conference期間中には、構造材料の研究・開発に大きな功績のあった研究者を讃えるNIMS賞※授与式および受賞記念講演、国内外の著名研究者による基調講演をはじめ、個別課題を議論するテクニカルセッションが行われます。多数の皆様のご参加をお待ちいたしております。
(講演・討論は一部日本語で行われます)
会場・アクセス
会場
エポカルつくば
つくば国際会議場 「エポカルつくば」
〒305-0032 茨城県つくば市竹園2-20-3
TEL. 029-861-0001
FAX. 029-861-1209