STAMセミナー
マテリアルズゲノム̶世界動向と日本
STAM 誌が注目する研究領域 :
2011 年6月に発表された米国大統領イニシアチブの一つ「マテリアルズゲノムイニシアチブ」では、材料開発のスピードアップを達成すべく、材料研究開発に用いられる、計算機シミュレーション、実験的手法、およびデータをツールとしてそれらの高度化をはかることが一つの目標となっている。このことを背景とし、ハイスループット第一原理計算、ハイスループット材料合成・分析、マルチスケールモデリング、材料データベースなどの活動に注目が集まっている。これらの研究活動は、コンピュータによる系統的かつ高速な情報処理によって、多種多様かつ大量のデータを効果的に利用する「データ活用型研究」を包含することが特徴であり、また狙い所でもある。講演では、こうした研究活動の俯瞰の試みについて報告し、将来の可能性について議論する。
12:15
編集委員長挨拶 (吉田 豊信/物質・材料研究機構フェロー)
12:20
STAM Updates (山口 周/ STAM 編集副委員長/東京大学教授)
12:25
講演『マテリアルズゲノム̶世界動向と日本』
(門平 卓也/物質・材料研究機構調査分析室)