世界のオープンアクセスと日本 - 研究への影響

NIMS Library Open Seminar

開催日: 2014.03.14 終了


開会趣旨

本セミナーは、3月13日に日本学術会議で行われる公開シンポジウム (同テーマ) をより具体的に、研究を取り巻く環境 (図書館事情も含む) から見た内容に編成して行うものです。研究成果として論文を出版し、新しい知見や学識を世に残し、人類の知識として共有するという学問の有り様は、21世紀に入って急速にその姿を変えつつあります。その一例として、公的研究資金の使い方の中に、論文をオープンアクセス出版することを求め、また、その成果として論文情報が産学官で自在に活用することができ、社会に還元しようとする国策が、例えばHorizon2020に代表されるように欧米で活発に議論されています。


研究が学際化し、人と情報がグローバルなスケールで自在に動く今、日本にも欧米の政策の影響が現れ始めています。論文出版を、研究費を使ってオープンアクセス出版 (無料で閲覧出来るように) することにとどまらず、誰でも論文著作権を履行できるようにする利活用の仕組み (クリエイティブ・コモンズ) も日本に漂着しています。オープンアクセス化するとは具体的に何を意味するのか?、選択肢としてのOAなのか、欧米のような義務としてのOAなのか?OA義務化への制度や評価、効果・検証等、様々な面での議論が研究現場においても必要との認識に立ち、最近事情を知り日々の研究に資することを目的とするセミナ - です。


プログラム

13:30-

挨拶


13:35-14:25(50分)講演1:英語(日本語通訳なし)

Dr. Ralf Schimmer, Max Planck Digital Library (MPDL)
「The Dynamics in Scholarly Communication and the Move to Open Access」

14:35-15:05(30分)講演2:日本語(ただしプレゼン資料は日英対訳版)

林 和弘氏, 文部科学省科学技術・学術政策研究所 (NISTEP)
「クリエイティブ・コモンズとは何か - オープンアクセス時代の著作権と科学者」

15:15-15:30(15分)講演3:日本語(ただしプレゼン資料は日英対訳版)

谷藤 幹子室長, 物質・材料研究機構 (NIMS) 科学情報室
「セルフアーカイブというオープンアクセスの選択肢」

15:30 -

閉会

講演者紹介

  • Dr. Ralf Schimmer (Director, Max Planck Digital Library)
  • 林 和弘氏、科学技術・学術政策研究所 上席研究官
  •  谷藤 幹子室長, 物質・材料研究機構 (NIMS) 科学情報室

プログラム詳細

詳細PDF版

pdf:103KB

ポスター

pdf:897KB

イベント・セミナーデータ

イベント・セミナー名
世界のオープンアクセスと日本 - 研究への影響
NIMS Library Open Seminar
会場
独立行政法人物質・材料研究機構並木地区 並木共同研究棟4階大ゼミナール室
開催日: 時間
2014.03.14
13:30 - 15:30
参加料
無料
参加申し込み
事前にメールにて、お申し込み下さい。

申込先

物質・材料研究機構 科学情報室
座席数に限りがありますことを予めご了承ください。 ご参加お待ち申し上げております。
E-Mail: kagaku=ml.nims.go.jp([ = ] を [ @ ] にしてください)
2024.04
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30