環境・エネルギーを支える材料研究
文部科学省「情報ひろば」特設展示
開催日:
2010.03.29 - 07.30
終了
東京・霞が関の「文部科学省 情報ひろば」では、NIMS協力による特別展示『環境・エネルギーを支える材料研究』を7月末まで開催しています。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
展示内容
展示風景
展示室全体は「エネルギーと材料」「環境と材料」「ナノテクと材料」のエリアに分かれており、ジェットエンジンに使用される超合金やLED照明用の蛍光体、超伝導材料など、NIMSの材料研究の一部が展示されています。また、ナノテクノロジーをわかりやすく紹介した「ナーノの冒険」上映や、来場者が実際に触って楽しめる「金属の名前当てクイズ」などのコーナーもあります。
主な展示内容
主な展示内容 ポスター | 新しいエネルギーをつくる材料 テーマ : エネルギー 水素や太陽エネルギーなど、新しいエネルギーを作り、使うための材料の研究を説明しています。 無駄なくエネルギーを使う材料 テーマ : エネルギー 今ある電気や燃料などのエネルギーを節約して有効に使うための材料の研究を説明しています。 環境をきれいにする材料 テーマ : 環境・資源 環境を保つために汚れを分解したり取り除くための材料、騒音を防ぐ材料の研究を説明しています。 資源を有効に使う材料 テーマ : 環境・資源 限りある資源をできるだけ有効に使い、同じ性能を持つ材料をつくるための研究を説明しています。 |
サンプル | サイアロン蛍光体 発光ダイオードの紫外線ライトを当てると、様々な色に光る様子を観察することができます。 ジェットエンジン模型 ボタンを押すと、燃焼で回転する様子の見本が観察できます。 超合金タービンブレード ジェットエンジン用に設計された超合金タービンブレードの展示です。 ビスマス系超伝導体 高温超伝導体と呼ばれるものの一つで、将来リニアモーターカーや送電線への応用が期待されています。 人工ダイヤモンド 非常に高い圧力と温度を用いて作られた人工のダイヤモンドです。けんま材や石を切る刃物に利用されています。 光触媒 (可視光型) 光のエネルギーで汚れを分解・除去したり、水を分解することが出来る光触媒材料の展示をしています。 炭素の仲間 フラーレン、カーボンナノチューブ、ダイヤモンド、黒鉛の分子模型です。。同じ元素でも結晶構造の違いで性質が異なることを視覚的に理解できます。 熱電材料 熱から直接に電気を作ったり、電気で熱を運ぶことが出来る材料です。工場の排熱を利用した発電などが期待されています。 金属の名前当てクイズ 同じ大きさで原料が異なる10本の金属棒を、質感や重さ、磁石にくっつくかどうかなどを頼りに選択肢の中から選ぶクイズ形式の展示です。 ネオジム磁石とフェライト磁石の比較 現在、永久磁石としては最高の磁力を誇るネオジム磁石と、一般的に使用されることの多いフェライト磁石の実物で、磁力の違いを比較できる展示です。 形状記憶合金 ドライヤーの熱を近付けることで縮み、離すと元通りに伸びる様子が観察できる、形状記憶合金バネの性質を利用した展示です。 |
放映予定の DVDなど | NIMS紹介DVD 現役研究者による各研究ユニット紹介や、多国籍研究者が集う国際的環境のMANAの研究者へのインタビューなどが収録された、見応えある内容です。 ナーノの冒険 文部科学省ナノテクノロジー支援プロジェクトで誕生したキャラクター「ナーノ」が、ナノテクノロジーやナノスケールの世界を案内するアニメです。 |