第4回 環境・エネルギー材料連続セミナー
省エネルギーのための超耐熱材料 ~CO2削減の現実的対応~
セミナースケジュール
セミナースケジュール 15:00-15:10 | 開会の挨拶 - 原田 広史
- (独) 物質・材料研究機構 超耐熱材料研究センター長
(ロールス・ロイス航空宇宙材料センター コーディネータ兼務) |
15:10-15:45 | 「Cool Earth - 地球温暖化に対する政府の取組み」 - エネルギー革新技術計画について - - 小林 正孝
- 経済産業省資源エネルギー庁総合政策課エネルギー戦略推進室 係長
昨年5月、総理が「美しい星50 (Cool Earth50) 」を発表、世界全体の温室効果ガス排出量を現状に比して2050年までに半減するという長期目標を提案しました。この目標の実現には、革新的技術の開発が不可欠で、経済産業大臣の下に有識者会議を設置し、「Cool Earth-エネルギー革新技術計画」の策定をすすめてきました。 「Cool Earth-エネルギー革新技術計画」の概要を紹介します。 - 重点的に取り組むべき革新技術=「21」技術
- 「21」技術の技術ロードマップ
- 国際連携のあり方 (国際的なロードマップの共有等) を提示
関連リンク |
15:45-16:20 | 講演2 : 「世界最高発電効率の実現に向けて」 - 坂本 正雄
- (独) 物質・材料研究機構 超超耐熱材料センター 研究業務員
発電設備などのエネルギー転換部門で排出するCO2は日本における全排出量の30%以上を占めています。発電設備の高効率化によってエネルギー変換効率をあげることは温暖化対策の一つとして急務な課題です。発電設備の高効率化には発電用ガスタービンのガス入口温度をより高温度化することが必要であり、超高温に耐えうるガスタービン動翼材料の開発が求められております。このセミナーでは超高効率発電を実現するための材料の中で、タービン動翼に用いられるNi基超合金を対象に、超耐熱合金の開発の現状、クリープや熱疲労特性と合金組成との関係などを中心に紹介します。 |
16:20-16:30 | - 休憩
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16:30-17:05 | 講演3 : 「次世代ジェットエンジンへの適用と効果」 - 横川 忠晴
- (独) 物質・材料研究機構 超耐熱材料センター 主幹研究員
近年、エネルギー資源の節約、CO2削減による地球温暖化防止などの観点から、ジェットエンジンなどのガスタービン機関のさらなる効率向上が必要になっています。本セミナーでは、ジェットエンジンの高温タービン用Ni基超合金の開発状況を中心として、高性能合金の次世代ジェットエンジンへの適用と効果、新しい発想の熱力学平衡 (EQ) コーティング、ディスク材開発についてご紹介します。 |
17:05-17:25 | フリー・ディスカッション |
17:25-17:30 | 閉会の挨拶 - 長井 寿
- (独) 物質・材料研究機構 環境・エネルギー領域コーディネータ
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17:30-18:30 | 懇親会 |