強そうに見える金属でも、大きな力で引っ張ると切れてしまいます。
当たり前ですよね。
しかし、金属が充分に耐えられる力であっても、ある条件だと長い間に、目に見えないほどゆっくりと少しずつ延びていき、やがて切れてしまう現象が知られています。「這う」ようにゆっくりと進むことから、クリープ現象と呼ばれます。
creep (這うという意味の英語) が名前の由来です。
クリープ現象が起きるのは温度が高いときです。
大きな力をかけたときとは別のメカニズムで金属が切れていくことが分かっています。
通常の金属では何年もかけて起きる変化なので目には見えませんが、NIMSはこんな方法で、目に見えるクリープ現象を実験してみました。
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