ファリハさんのモアレ超格子の研究がApplied Physics Lettersに掲載されました

8, 2026·
Admin
Admin
news 230

グループメンバーのファリハさん(Nurul Fariha Ahmad)が主導し、小澤らが共著した研究が、Applied Physics Lettersに掲載されました。本研究は、ねじれMoSe₂/WSe₂ヘテロ二層モアレ超格子におけるフォトルミネッセンス発光が空間的にどのように組織化されているかを調べたものです。

ハイパースペクトルフォトルミネッセンスマッピングと、ピーク分解を行わないスペクトル解析を組み合わせることで、発光に階層的なスペクトル不均一性が存在することを明らかにしました。すなわち、発光の特徴は一様に変化するのではなく、マイクロメートルスケールの領域にわたって組織化されています。個々のピークをフィッティングする際の仮定を避けるこの手法により、ねじれ遷移金属ダイカルコゲナイドヘテロ構造におけるモアレ変調励起子状態の空間構造を、より直接的に捉えることができます。

N. F. Ahmad, Y. Urano, K. Watanabe, T. Taniguchi, D. Kozawa, R. Kitaura, Hierarchical spectral inhomogeneity in photoluminescence of a twisted MoSe₂/WSe₂ heterobilayer moiré superlattice revealed by hyperspectral mapping, Applied Physics Letters, 128, 231901 (2026).