プレスリリース 2010年
固体酸化物燃料電池の商用化に一歩前進
2010.11.18
独立行政法人物質・材料研究機構
NIMS 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点のナノ燃料電池材料グループは、固体酸化物燃料電池 (SOFC) 用として2種類の新しい電解質材料の開発に成功した。
プレス資料中の図 : 左上図 : イオン拡散によるBZY電解質膜の生成過程。左下図 : セル断面の元素マッピング (上部 : 電解質、下部 : 基板) 。Inは蒸発して観察されず、Yは一様に分布しておりYが基板から電解質層に移動しInサイトを埋めた様子が確認できる。右図 : 異なる方法によって作られたBZY電解質を用いた燃料電池の600℃における性能比較 (スピンコーティングのみ800℃) 。本研究によるBZY膜セル (右側) は最大電気出力密度を記録した。