物質・材料データベースをリニューアル

MatNaviがさらに使いやすく

2010.07.12


独立行政法人物質・材料研究機構

NIMSのデータベースステーションは平成15年4月からインターネット(http://mits.nims.go.jp) で公開している物質・材料データベース(愛称 MatNavi) のシステムを再構築し、システムの統合を行い、より使いやすいシステムとしてリニューアルを行った。

概要

  1. 独立行政法人物質・材料研究機構  (理事長 潮田 資勝 以下NIMS)  のデータベースステーション (ステーション長 山崎 政義) は平成15年4月からインターネットで公開している物質・材料データベース (愛称 MatNavi) のシステムを再構築し、システムの統合を行い、より使いやすいシステムとしてリニューアルを行った。
  2. 物質・材料データベース (愛称 MatNavi) は、高分子、結晶基礎、超伝導材料および構造材料データベースなどからなる13種類のデータベースであり、登録ユーザ数、集録データ数において世界最大級の材料データベースである。しかしながら、公開を開始してからすでに7年が経過しており、サーバ機器の老朽化に対応するため、サーバの更新及びシステムを再構築 (Linux, PostgreSQL, Open SSOおよびJavaなどのオープンソフトウェア) することにより、維持・管理費の低減を図りながらユーザがさらに使いやすいようにシステムを統合した新データベースを平成22年7月1日に公開した。 (資料1)
  3. また、従来の結晶基礎データベース (Pauling) を無機材料データベース (Atom Work) と名称変更し、システムを再構築するとともに多元系の結晶構造および状態図データなどを拡張した。さらに、工業材料系データベースの圧力容器材料データベース、基盤原子力材料データベースおよび構造材料データシート数値データベースのクリープ破断データ及び疲労データなどを金属材料データベース (Kinzoku) として統合した。
  4. 現在、すべてのデータベースについて文化庁に著作権登録の申請を行っており、今後 MatNavi で公開している様々な物質・材料データについてライセンス契約による民間企業への提供を進めていく予定である。

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