「第1回日英学生ナノテクノロジー・サマースクール」開催

2004.07.15


独立行政法人物質・材料研究機構

NIMSは、平成16年7月26日(月)から30日(金)の間、「第1回日英ナノテクノロジー・サマースクール(1st Japan-UK Nanotechnology Students’Summer School)」を開催します。

概要

独立行政法人物質・材料研究機構 (理事長 : 岸 輝雄) は、平成16年7月26日(月)から30日(金)の間、「第1回日英ナノテクノロジー・サマースクール(1st Japan-UK Nanotechnology Students’Summer School)」を開催します。このサマースクールでは日本と英国の大学院生36名がお互いにナノテクノロジーに関する研究成果を相互に報告・議論しあうことによって最先端の知識を共有し、理解を深めることを目的としています。

参加者

英国側 :
ケンブリッジ大学のナノテクノロジー研究センターの大学院生18名
M・ホートン教授,M・マイルズ教授,職員2名
日本側 :
物質・材料研究機構内で研究を行っている大学院生18名
物質・材料研究機構の研究者

背景

独立行政法人物質・材料研究機構ナノマテリアル研究所 (所長 : 青野 正和) と英国ケンブリッジ大学のナノテクノロジー研究センター (Cambridge IRC in Nanotechnology) (所長 : M・ウェランド教授) は本年1月に国際共同研究覚書を締結しました。今回はその一環としてこの学生サマースクールを開催いたします。この行事は機構の若手国際研究拠点 (International Center for Young Scientists (ICYS)) も連携して運営されます。

この行事の目的は英国と日本の大学院生がナノテクノロジーの研究成果を相互に報告、議論しあうことによって最先端の知識を共有して、理解を深めることです。さらに現在の課題を抽出し、解決方法を自主的に探らせる教育的な効果をねらっています。また、将来日英において当該分野の指導者となる若い研究者に早期から相互理解の機会を与え、将来における両機関および日英の連携を強化することも目的としています。

サマースクールの内容

参加する大学院生は、 自身の研究内容・成果を25分間で交互に発表し合います。その際、学生同士が自主的な議論を自由活発に進められるように、年長者の発言が制限される配慮がなされています。日本側および英国側それぞれの最優秀発表者は表彰されます。

また、機構の最先端の設備や研究内容を見学する機会や、文部科学省の科学技術振興調整費・戦略的研究拠点育成プログラムにより昨年度機構内に新たに発足した「若手国際研究拠点 (ICYS)」に世界各国から集った一流の若手研究者と懇談する機会も与えられています。

学術的な行事の他に、親睦を図るためサッカー試合やエクスカーションも用意されています。

全体スケジュール

7月25日(日) 英国側参加者来日
7月26日(月) 開会式、研究所見学、ICYSフェローとの懇談会
7月27日(火) 研究発表会
7月28日(水) 研究発表会、親善サッカー試合
7月29日(木) 研究発表会、表彰式、懇親会
7月30日(金) つくば山へのエクスカーション
7月31日(土) 英国側参加者帰国

今後の展開

第2回のサマースクールについては、来年場所を英国のケンブリッジ大学に移して開催します。その際には日本側の学生を英国に派遣いたします。以後、機構とケンブリッジ大学で毎年交互に開催する予定です。

お問い合わせ先

事業内容に関すること

独立行政法人物質・材料研究機構
ナノマテリアル研究所 所長
青野 正和 (あおの まさかず)
評価・国際室 室長
藤田 高弘 (ふじた たかひろ)
TEL : 029-859-2016

報道担当

独立行政法人物質・材料研究機構 
広報室
〒305-0047 茨城県つくば市千現1-2-1
TEL:029-859-2026
FAX:029-859-2017

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