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高分解能NMRマグネットで世界最高磁場を達成

930MHz 高分解能NMRマグネットの稼働開始

独立行政法人物質・材料研究機構

NIMSの強磁場研究センターでは、株式会社神戸製鋼所と共同で、世界最高磁場21.9T (水素の共鳴周波数930MHz) で動作する高分解能NMRマグネットを開発した。

概要

「図1 930MHz高分解能NMRマグネット本体」の画像

図1 930MHz高分解能NMRマグネット本体


独立行政法人物質・材料研究機構 (略称NIMS、理事長 : 岸 輝雄) 強磁場研究センター (センター長 : 吉原 一紘) では、株式会社神戸製鋼所 (社長 : 犬伏 泰夫、神戸本社 : 神戸市中央区脇浜町、東京本社 : 品川区北品川) と共同で、世界最高磁場21.9T (水素の共鳴周波数930MHz) で動作する高分解能NMRマグネットを開発した。これまでの最高は、NIMSと神戸製鋼所で共同開発した21.6T (920 MHz) である。

今回は、最内層コイル用線材として16%スズ濃度のブロンズ法Nb3Sn (ニオブ・三・スズ) 線材を開発したことで、線材の均一性を保ちつつ、細い線材で同じ電流値を流すことが可能となったことから、世界最高磁場を達成した。

NIMSでは世界第1位、第2位のNMR (核磁気共鳴 : Nuclear Magnetic Resonance) マグネットが整備されたことで、タンパク質の構造・機能解析など、今後もNMR研究を強力に進めていく予定である。

なお、今回の研究成果は、4月18日から米国カリフォルニア州で開催される第45回核磁気共鳴実験に関する国際会議 (Experimental Nuclear Magnetic Resonance Conference) 、5月24日から横浜国立大学で開催される低温工学・超電導学会などで発表される予定である。



お問い合わせ先

研究内容に関すること
独立行政法人物質・材料研究機構
強磁場研究センター 磁場発生技術グループ
グループリーダー
木吉 司 (きよし つかさ)
TEL : 029-863-5526
研究員
松本 真治 (まつもと しんじ)
TEL : 029-863-552
報道担当
独立行政法人物質・材料研究機構 
広報室
〒305-0047 茨城県つくば市千現1-2-1
TEL:029-859-2026
FAX:029-859-2017
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