バンドン工科大学 (インドネシア) との包括協力協定及び国際連携大学院協定締結

2014.12.09
(2014.12.16 更新)


平成26年12月 9日 (火) 、潮田理事長がバンドン工科大学を訪問し、学術連携と大学院教育を進めるための包括協力協定と国際連携大学院協定を締結しました。

バンドン工科大学 (ITB : Institut Teknologi Bandung) は1920年に創設され、一時インドネシア大学の工学部となった後、1959年に現在のバンドン工科大となりました。Soekarno (スカルノ) 初代大統領は1926年に同校を卒業しています。約2万人の学生が在籍し、うち大学院生は約5千人で、1,200名の教員が指導しています。ITBはインドネシアで最も高人気かつ入学が困難な大学の一つであり、政府から国の工学教育のモデル校として扱われています。

東大をはじめとする日本の多くの主要大学がITBと交換留学生制度や研究交流を実施しています。また、日本政府も1990年代より海外経済協力資金 (OECF) によるキャンパス整備・留学生派遣などの協力を行い、現在も来年秋完成予定でNanocenterの建設と最新の研究装置整備をJICAが援助して進めています。現在NIMSでは10名近くのインドネシア人大学院生・ポストドクターが研究に従事していますが、その多くがITB出身です。

今年 9月Akhmaloka学長を始めとするITB代表団がNIMSを訪問した際に両協定締結の希望が表明され、上記のような日本ならびにNIMSとITBとの密接な交流に基づき、今回調印の運びとなりました。NIMSにとってインドネシアで初めてとなる包括協力協定と国際連携大学院協定の締結がなされたことから、今後研究協力や学生の受入を通じたITBとの一層の連携強化、さらには日本とインドネシアの他の学術機関との人的及び学術面での交流が加速されることが大いに期待されます。


「調印するAkhmaloka学長 (右) と潮田理事長」の画像

調印するAkhmaloka学長 (右) と潮田理事長



関連画像

調印式(副学長・学部長が出席)

緑したたるITBキャンパス

学生と懇談する潮田理事長

教員と今後の交流を検討

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