【連携協力の背景と概要について】
現在、日本は東日本大震災からの復興、再生という喫緊の問題に直面しており、地球上には環境問題、食料・水 (不足) 問題、異常気象、自然災害等、解決しなければならない問題が山積しています。これらの諸問題を解決するためには、研究分野にとらわれず、連携・協力して対処することが求められています。
NIMSと農研機構は、これまで各々の研究分野において、我が国をリードする研究開発を進めてまいりましたが、今回の協定を契機として、今後両機関の研究分野の特質と差異を生かした異分野間の研究協力を推進することによって、これらの問題に対処するとともに、豊かで持続発展可能な社会の実現に向けた農業・食品及び新規材料技術の開発並びに新規応用分野におけるイノベーション技術が期待されます。
今般、本協定を締結し、共同研究の更なる推進、研究施設・設備等の相互利用、人材交流、シンポジウムの開催等を行い、我が国の学術及び科学技術の振興並びに社会全体へ貢献に寄与してまいります。