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宇宙関連材料シンポジウムを開催

宇宙開発を支える材料データベース

2012.06.07
(2012.06.27 更新)


平成24年6月7日、つくば国際会議場において、宇宙関連材料シンポジウムが開催されました。

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本シンポジウムは、活動開始から約10年が経過した宇宙関連材料強度データシートに関するもので、二回目の開催になります (一回目は平成19年3月) 。今回は、宇宙分野の第一線で活躍されている研究者や技術者より、宇宙機の設計・開発の現状と今後の展望について解説して頂くとともに、それを支える材料技術について貴重な情報をもとに紹介して頂きました。その中では、宇宙機の安全性・経済性を確保する上で、信頼のおける材料データベースの構築は必須であることが説明されました。
NIMSをはじめとした構造材料の研究者からは、極低温から高温、超高温下といった極限環境下で使用される材料の特性および特性評価技術に関する最近の研究成果を紹介しました。また、現在さまざまな分野で注目されている水素利用に関する話題について、「水素と材料」という題目で、横浜国立大学の小林英男先生に基調講演を行って頂きました。材料特性に及ぼす水素の影響に関して貴重なデータをもとに説明して頂くとともに、そのデータに基づいた高圧水素ガス環境下で使用可能な材料の規格化の話まで、幅広い話題を提供して頂きました。
本シンポジウムは96人 (外部76人、内部20人) の参加者のもと、活発な議論や意見・情報交換がなされました。当日は、シンポジウムの内容や宇宙関連材料強度データシートに関するアンケートを取らせて頂きましたが、今後の活動に向けた貴重なご意見を頂くことができました。参加者の約8割の方々に、シンポジウムの内容に関して「たいへん満足、満足」の感想を頂き、開催頻度を高くしてほしいとのコメントも多数頂きました。このように、実り多い充実したシンポジウムを開催することができたことに際し、ご講演いただいた方々はもちろん、関係者・参加者の方々に厚くお礼申し上げます。