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NIMSの宇宙関連材料の研究成果に対しJAXAから感謝状

2009.03.19
(2009.04.01 更新)


平成21年3月19日、NIMSが行った宇宙関連材料の研究成果がH-IIAロケットの信頼性向上やH-IIBロケットの開発に多大に貢献したことに対し、 (独) 宇宙航空研究開発機構 (JAXA) から感謝状をいただきました。

「写真1: 感謝状贈呈式の様子 (NIMS岸輝雄理事長とJAXA立川敬二理事長)」の画像

写真1: 感謝状贈呈式の様子 (NIMS岸輝雄理事長とJAXA立川敬二理事長)



JAXAは従来、宇宙ロケット設計に使用する材料データについて文献や海外のデータベースを利用していましたが、NIMSが持つ豊富な知見に基づいた液体水素を燃料とするロケットエンジンに使用されている実材料の評価により設計基準の変更や材料特性の改善などを行った結果、H-ⅡAロケットの信頼性を大きく向上させ、また試験後の構造材料の残寿命を見積ることでエンジン燃焼試験回数を削減することができました。

「写真2: NIMSおよびJAXA関係者」の画像

写真2: NIMSおよびJAXA関係者



NIMSとJAXAは平成12年より、液体ロケットエンジンの極低温から高温にかけての環境下で実際に使用されている金属材料の強度・靭性・疲労特性データを取得・評価し、これまでに11種のデータシートおよび2種の破面写真集を発行して一般に公開しました。これらはロケットエンジン用材料メーカーおよびロケットエンジン製造メーカーの品質目標の維持にも貢献しています。今後は次期液体ロケットエンジンであるLE-Xエンジン用材料の評価も予定しています。