@ 分光器コントローラーの電源を1,2の順にONする。
A 分光器本体の冷却装置部に液体窒素を注入し、軽くふたをしておく。この時、冷却装置側にはロートを使い、注入には水筒を使用する。(右図参照)
B コントローラー"STATUS"のライトがオレンジ色から緑色に変われば測定可能状態になる。(約2〜3hr.掛かる)
C STM chamber#1(測定室)上部に分光測定器をつなぐ。
D 探針はまだ測定サンプルに完全には Approach しない。
E STM chamber#1に外部からの光が入らないようにアルミ箔などで覆う。
F 分光器のモーターをONする。
G P.C.の"Winspec"を立ち上げる。
・Acquisition → Experiment Set up… (ここで各種測定条件設定)
ex. Exposure Time : 1sec. or 10sec.
Accumulation : 1(〜10)
・Focus : 連続測定、 Acquire : 1回測定
・Move Spectrograph → Move to 650nm or 700nm etc.
この値は変更する度に以下の Background
測定をし直す。
H 探針とサンプルが完全に Approach していない状態で Background 測定する。
・Exposure Time : 1sec. & 10sec. で Acquire Background (シャッターをCLOSEした状態)
・spectrum data を save
C: → Program Files → Prinston Instrument → Winspec32 → 030108等のfolder作製
I slit を調整する。
(1)slit = 0 で測定。
この時、測定する exposure time と同じ Background data (上記で測定、save
してある)をAcquisition → Experiment Set up… → Data Correction に設定した状態で
Acquire
(2)slit = 0.25 同様に測定。
(3)slit = 0.5
(4)slit = 0.75
(1)〜(4)等比較して強度が最も良い slit を選択する。
(ex. slit = 0, 0.25 より = 0.5, 0.75 の方が強度が出て、かつその強度が
= 0.5 と 0.75 でほぼ同等だったので slit = 0.5 に決定)
J 目的のサンプルを測定する。
・STM の探針とサンプルを Approach してトンネル電流が流れる事を確認する。
・STM 各条件で Scan することなく静置で分光測定 Acquire → Save 。
K 測定が終了したら P.C. の”Winspec”を exit 。
L 分光器のモーターを OFF する。
M コントローラーは”STATUS”が緑色からオレンジ色のライトになったら OFF してよい。