LT-STM


液化窒素(77K)温度での測定方法<測定室(Ch.3)>


@Ch.3の上部にある外側タンク用液化窒素注入口のホース(a)に液化窒素容器のホースをつなげて(専用棒で接続)、揺れないように固定する2本の排気口のホース(b)は開けておく。(液化窒素容器のホースが折れていないか注意)


A液化窒素容器のバルブ(A)を開け、次に加圧バルブ(B)を少しずつ開けて外側タンクに液化窒素を入れる。(加圧は0.02μpa程度)開いている2本の排気口のホースからガスが吹き出てくる。


B20分程度でいっぱいになるのと液化窒素が吹き出てくるので両方のバルブを閉める。


CCh.3の上部にある内側タンク用液化窒素注入口に窒素用の注入棒を差し込む。2本の排気口のホース(c)は開けておく。注入棒の入り口に窒素容器のホース(d)をつなげてAと同様の方法で窒素を注入する。



D注入が終わったら全ての注入口、排気口をクリップで留めて、窒素が漏れすぎないようにしておく。ただし少しタンク内の圧力が上がりすぎないように、わずかに隙間を開けリークさせておく。


E数時間で77Kまで下がる。(この時、シャッターを閉めておくこと。閉めないと90Kまでしか下がらない)


F温度が下がる前に探針はサンプルの近くまでAprroach/cont.する。(低温ではAprroachに時間がかかるのでZ Hightは80%から100%に変更しておくこと)


G温度が一定になったら室温と同様に測定する。