独立行政法人 物質・材料研究機構（NIMS）では、機構における研究の発展と国際交流という視点からテーマを絞った小規模なコンファレンスを毎年開催するというファンドを2002年に設けました。第1回目のNIMSコンファレンス"光技術におけるマテリアルソリューション（Material Solution for Photonics、2003年）"、第2回目の"光触媒(Photocatalysis、2004年) "、そして第３回目の"人を守る構造材料技術(Materials for Human Safety、2005年)"に引き続き、第４回目になる今回は、"半導体ナノ構造における光子過程（Photonic Processes in Semiconductor Nanostructures）"をテーマに取り上げることが決まりました。
　半導体ナノ構造、とりわけナノの精度で構造の良く制御されたフォトニック結晶、量子ドット、あるいはこれらの結合体は、光通信技術、量子情報処理技術におけるコア材料として、その将来性に大きな期待がかかっており、現在多くの研究が着実に進んでいます。このコンファレンスでは、半導体ナノ構造における光子過程に関連する研究に従事し、世界をリードしている多くの研究者による相互の議論を介して、この分野の今後の研究の発展に資することを目的としています。


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