開発の目的
材料安全使用のための材料リスク情報プラットフォームの開発に関する研究
■■ 2 ■■ 本プロジェクトの背景
我が国においては、最近の事故頻発による社会安全担保への関心の高まり、従来の縦割り構造の見直し、監査体制の見直し、供給者の視点でなく使用者の視点からの発想の重視といった動きを受けて「社会技術」という新たな視点が生まれてきた。
一方、欧米では企業経営がリスクマネジメントに基づいており、それを支える技術面でも、EUの機械指令、APIの維持基準(API-579) とリスクベース検査基準(API-580)の開発、ASME設備維持・規格委員会の活動が本格化している。
今後、我が国においてもリスクマネジメントに基づくリスクを受容できる社会と技術の構築に向うことは必然と予測されることから、社会技術に関わるリスク情報を社会的に共有していくことが肝要である。