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 つくば医工連携フォーラム 2017の大会長を務めます、物質・材料研究機構の陳 国平です。本フォーラムは2017年1月20日(金)に国立研究開発法人物質・材料研究機構にて開催する運びとなりました。つくば医工連携フォーラムは「つくばバイオマテリアル・医工学研究会」、「つくば医療産業懇談会」(当時)、および「Bio Tsukuba 研究交流会」を母体として、2009年以来、毎年開催されてきました。  今回のメインテーマは「ナノテクノロジーが拓くライフイノベーション」です。近年、ナノメートル(1メートルの10億分の1)スケールで制御した材料が細胞の機能に対し様々に作用することが次々と明らかになっています。つくばにおけるナノテクノロジーの研究開発は世界でも最高水準に位置していますが、この最先端の研究開発を医療・健康分野のライフイノベーションに結びつけるためには、医学と工学が連携してニーズとシーズをマッチングさせることが不可欠です。つくば地区およびその周辺には多くの医療機関、大学・公的研究機関、ものづくりを得意とする企業、そして研究開発を強力にサポートするシステムが集結しており、ライフイノベーションを起こすのに好適な条件が揃っているように思います。そこに、このつくば医工連携フォーラムがライフイノベーション創出の「触媒」として活用され、イノベーションがより一層加速されることを願っております。  特別講演では、医工連携の最前線でご活躍中の先生方を講師としてお招きし、ライフイノベーションを推進する上での有益なヒントとなる内容についてご講演いただく予定です。また、広く演題を募集し、口頭、およびポスター形式による研究発表を企画しております。特に、ポスドク、学生の方は、つくば医工連携フォーラム2017研究奨励賞の選考対象になりますので、奮って発表していただきたく思います。企業各社による機器等の展示を研究ポスター発表と同じ会場にて開催し、さらに企業各社から参加者へのショートプレゼンテーションも企画しています。face to faceの交流を通じて新たな連携構築やビジネス開拓につながれば幸いです。  医工連携によるライフイノベーションの推進に関心をもつ多くの方にお集まりいただき、活発に議論いただきますようお願い申し上げます。