機構の動き

南アフリカ共和国大使が来訪
 平成16年8月18日に、南アフリカ共和国のングバネ大使がNIMSに来訪されました。同国とNIMSとは、本年5月に超合金に関する共同研究を行うことに合意し覚書を交わしたほか、ナノテクノロジーに関する研究協力についても検討を開始しています。当日は、今後の研究協力について岸理事長と会談されました。また、生体材料研究センターの概要説明をお聞きになり、超耐熱材料の研究現場をご視察されました。


岸理事長が中欧を歴訪
 平成16年8月23日から27日にかけて、岸理事長がハンガリーとポーランドを訪問しました。今年5月にEUに加盟した両国と今後の国際連携の可能性を探るのがねらいです。
 NIMS研究者も同行し、ワークショップ開催や研究室見学などを通して情報交換、相互理解に努めました。これまでベールに包まれていた感のある中欧諸国ですが、この訪問をとおして両国の研究ポテンシャルの高さを改めて認識しました。今後、人的交流や共同研究など、具体的な連携のあり方について話し合いを続けていく予定です。
 訪問中に、人的交流面で次のような進展がありました。ワルシャワ工科大学を軸とするポーランドの大学と、国際連携大学院の開始を前提に検討を始めることで合意しました。また、両国から若手研究者1名ずつを若手国際研究拠点(ICYS)に招聘することが決まりました。
8月27日、岸理事長とワルシャワ工科大学学長マンコフスキー教授は両国間で国際連携大学院について検討を開始することに合意.


第4回NIMSアドバイザリーボード会議を開催
平成16年8月19日、第4回NIMSアドバイザリーボード会議が開催されました。同会議は、物質・材料科学分野で高い見識を有する国内外の著名な指導的研究者をアドバイザーとして招聘し、NIMSの運営について助言を得ることを目的として設置された会議です。NIMSは、現中期計画が平成17年度で終了することを踏まえ、本年1月に将来計画委員会を設立し、機構の将来構想と次期中期計画について審議してきました。今回、将来計画委員会の素案「物質・材料研究機構の将来ビジョン」がまとまったことをうけて、これについて御意見をいただくことを目的に、日本人アドバイザーのみにお集まりいただきました。短い時間でしたが、各先生方から示唆に富む御意見をいただくことができました。

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