機構の動き

南京大学とMOUを調印

 平成16年6月4日、エコマテリアル研究センターは、中国の南京において、南京大学物理学科及び材料科学工学科との間で「太陽エネルギー変換材料及び環境浄化材料の研究」に関するMOU(覚書)を調印しました。南京大学は中国ではトップクラスの大学で、これまで優秀な人材を多数輩出しており、NIMSで研究に従事している出身者も少なくありません。永年に亘り培ってきた交流と信頼関係を基礎に、研究者(大学院生)の相互訪問・人材交流、研究情報の交換、共同研究プログラムの推進などについて合意しました。




米国・コネチカット大学とMOUを調印
 物質研究所は、平成16年6月21日、米国のコネチカット大学の物質科学研究所(IMS:Institute of Materials Science)と「ソフト-バイオ/ナノ材料」分野での研究協力に合意し、MOU(覚書)を調印しました。この覚書は、IMSが有するバイオ及び高分子分野の研究ポテンシャルと物質研究所が有するナノ材料あるいは表面・界面での自己組織化技術を組み合わせ、新しい原理に基づくバイオセンサーやナノデバイスを構築することを目的として、今後5年間の研究協力関係を合意したものです。この覚書に基づき、米国政府や日本政府に対して、バイオ/ナノデバイスに関する複数の共同研究プロジェクトの提案が進められています。




ナノ・生体材料研究棟竣工披露
 平成16年7月16日(金)、物質・材料研究機構並木地区においてナノ・生体材料研究棟竣工披露が行われ、記念講演会、施設見学会、懇親会などに193名の方が参加されました。
  記念講演会では特別記念講演として科学技術振興機構 北澤 宏一理事、当機構ナノマテリアル研究所 青野 正和所長、生体材料研究センター 田中 順三センター長の講演が行われ、施設見学会ではオープンラボとして開放したナノ・生体材料研究棟を多くの参加者が見学されました。また、懇親会では建設に携わった方々の表彰が行われるなど、雨の中ではありましたが新しい研究棟の門出に相応しい竣工披露となりました。

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