機構の動き

スイス連邦材料試験研究所(EMPA)とMOUを調印

 平成16年4月5日、エコマテリアル研究センターはスイス連邦材料試験研究所(EMPA, スイス・デューベンドル市)とMOU(覚書)を調印しました。これまでの交流をさらに発展させるべく、両者の相互訪問・人材交流、さらに両者が協力して持続型社会実現に向けたナノテクノロジー・材料に関する国際的な研究成果交流を促進することなどを合意しています。今回のMOU調印は、環境エネルギー材料研究の国際交流をさらに促進するものと期待されます。




南アフリカ共和国の政府研究機関とMOUを調印
 日本と南アフリカ共和国の政府間で、昨年8月、科学技術協力協定が締結されました。これを受けて、平成16年5月10日〜14日まで、日本―南ア科学フォーラムが現地プレトリアで開催されました。その際、材料研究所は、かねてより交流のある南ア政府研究機関CSIR-M&Mteck(科学技術研究協議会-材料及びプロセス部門:写真左)及びMintek(鉱物工業研究所:写真右)との間で、それぞれMOUを調印しました。CSIR-M&MteckとはNi基超合金への白金系コーティング、Mintekとは白金族金属をベースとした高融点超合金に関する研究協力を行います。
 南アには貴金属のほか各種鉱物資源が豊富で、それらの付加価値を高めるための技術開発は国の重要課題となっています。今後、クロム合金など他の構造材料、触媒や生体材料のような機能材料、ナノテク関連なども含めて広範囲な協力関係に発展することが期待されます。




台湾のナノデバイス研究所とMOUを調印
 平成16年5月31日、生体材料研究センターは、台湾の国家実験研究院(NARL)のナノデバイス研究所(NDL)とMOU(覚書)を調印しました。NDLは、NARLに所属する6つの研究ユニットのひとつで、150人の職員が研究に従事しています。ナノ微細加工によるバイオチップ創製、生体材料を用いた分子デバイス開発、バイオメディカル工学などの分野において、共同研究の推進、研究員の相互交流、研究・技術開発に関する情報交換などを行う計画です。

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