機構の動き

エンジニア職の設置

 NIMSは、研究支援及び研究基盤構築を業務とする職種を対象として、本年4月よりエンジニア職を新たに設置しました。エンジニア職は、データベース、データシート作成、分析請負、及び共通的な情報機器、分析機器、大型装置、工作・製造装置等の運転・管理などの業務に従事する職種です。これらの業務は、NIMSの研究の基盤となる重要な業務であり、その強化はNIMSにおける中期目標の達成のためには不可欠なものです。しかし、これらの業務に従事する職員は事務職と研究職とに分かれており、評価、処遇や採用という観点からは、必ずしも適切な人事制度にはなっていませんでした。そこで、従来の研究職、事務職という二種類の職種に加え、新たにエンジニア職を設け、研究支援及び研究基盤構築を業務とする職員を適切に評価、処遇することにいたしました。これにより、NIMSにおける研究の基盤が強固になります。


チューリッヒ連邦工科大学と包括的研究協力協定を締結
 平成16年3月24日、スイスのチューリッヒにおいて、NIMSはチューリッヒ連邦工科大学(ETHZ)と包括的な研究協力に関する協定を締結しました。ETHZはアインシュタイン博士が学んだ大学として有名ですが、現在もその伝統を受け継ぎヨーロッパで最も優れた工科大学のひとつです。両機関の間で、生体材料、ナノ材料、金属ガラスなど多岐にわたる領域ですでに活発な研究交流があり、今後もその数の増加が予想されることから今回の包括協定の締結に至りました。当日は、NIMSから岸理事長、ETHZからスーター副学長が出席して調印が行われました。今後は、研究者の相互派遣を含めた幅広い研究協力を行う計画です。


フランス国立科学研究センターと包括的研究協力協定を締結
 平成16年3月25日、フランスのパリにおいて、NIMSはフランス国立科学研究センター(CNRS)と包括的な研究協力に関する協定を締結しました。CNRSは、1万人を超える研究者を擁し1,300以上の研究所・研究室を運営するフランスの公的基礎研究機関です。NIMSは、CNRS傘下の研究機関と物質・材料の広範な分野で研究協力を進めています。今後、ナノ材料・ナノテクノロジー分野での日仏ネットワークをより強固なものにしていく必要があると双方が判断したことから、今回の包括協定の締結に至りました。当日は、NIMSから岸理事長、CNRSからクレマン国際部長が出席して調印が行われました。

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