機構の動き

第2回BMC-NIMSシンポジウムを開催

 生体材料研究センターの第2回シンポジウム(The 2nd BMC-NIMS Symposium)が平成16年3月12日(金)、13日(土)の両日、つくば国際会議場・エポカルで開催されました。シンポジウムのテーマは「健康・安心社会を支える材料と医療の融合技術」です。初日は、日経バイオビジネスの小崎丈太郎編集長から最近のバイオ産業・ビジネスモデルの急速な動きが紹介され、その後、パネルディスカッションで事業機会と医工産連携・法規制について活発な議論が行われました。さらに、総合科学技術会議議員・阿部博之先生からわが国の科学技術政策について基調講演が行われました。2日目は、海外招待5名を含む内外の研究者から「ナノ−バイオ融合領域」の最新の研究紹介がありました。同時に、厚生労働省・国立医薬品食品衛生研究所の土屋利江部長から医療機器の安全性に関する最新の考え方と国内外の動きについて紹介されました。2日間を通して、企業を中心に大学・独法・病院・県などから202名の参加があり、21世紀の先端医療の中でNIMSが果たすべき役割への期待が寄せられました。


分野を超えた学術・技術交流情報交換の場
〜 第2回ナノテクノロジー総合シンポジウム開催 〜
 第2回ナノテクノロジー総合シンポジウム(JAPAN NANO 2004)が3月15〜17日の3日間、東京、有明の東京ビッグサイトにて開催されました。3日間で延べ1200名を超える多くの方々にご参加頂きました。
 基調講演では理化学研究所理事長の野依良治氏から「科学者と日本社会」と題して、特別講演では名城大学教授飯島澄男氏から「ナノカーボン材料の科学と応用について」と題して、それぞれご講演を頂きました。その後、第一線でご活躍をしておられる研究者によるわが国最先端のナノテクノロジー研究開発のオーバービューとして、ナノバイオ、ナノITデバイス、ナノ基盤・計測、ナノ材料、ナノIT基盤の5分野、計15件の招待講演が行われました。
 若手研究者の応募による公募セションでは、ナノ基盤・計測、ITデバイス分野、ナノ材料・プロセス分野、ナノバイオ分野の3会場に分かれ、計54演題が報告され活発に議論されました。また、当センター事業と「ナノテクノロジー分野別バーチャルラボ」との連携として科学技術振興機構の創造的科学推進事業の「ナノテクノロジー分野別バーチャルラボ〜組織と分野を越えたトライアル〜」のセッションが開催され、分野別バーチャルラボへの取り組みの趣旨の説明を含め 13演題が報告され、さまざまな分野からの意見交換がなされました。


第11回先端材料国際シンポジウム(ISAM2004)を開催
 平成16年3月7日〜10日にかけて、物質研究所が主催する「第11回先端材料国際シンポジウム(ISAM2004)」が、東京の都市センターホテルにて開催されました。同会議では、Galen D. Stucky博士をはじめとする内外の著名な研究者が一同に集まり、ナノ材料とコロイド化学のフロンティアに関して活発な議論が行われました。

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