機構の動き

南アフリカ共和国 科学技術省が来訪

 平成16年1月22日に、南アフリカ共和国の科学技術省(アナティ・カンカ 科学技術省ゼネラルマネージャーほか)が来訪されました。南アフリカ共和国は、日本にとって第40番目の二国間科学技術協力協定締結国です。当日は、耐熱材料、環境材料に関する今後の研究協力などについて意見交換をしました。また、ナノ電気計測、耐熱材料、光触媒に関する研究現場をご視察されました。


ケンブリッジ大学との連携
 ナノマテリアル研究所(青野正和所長)は、平成16年1月29日、イギリスのケンブリッジ大学、ナノサイエンスセンター(マーク・ウェランド教授)と研究協力の覚書を締結しました。
 今回の研究協力は、長年続いている青野所長とウェランド教授の共同研究のさらなる強化、また特に両機関の設備および研究者の共有化を目指すものです。
 ナノサイエンス分野でヨーロッパと日本をリードする両研究所の活動がこのように一体化することで、300名を超える同分野の研究者の知識と経験が結集することになります。
 今年夏には双方の研究者、研究生がつくばに一堂に会し、各々の業績および将来的な共同研究計画について話し合う予定です。
 ケンブリッジ大学、ナノサイエンスセンターの情報はこちらでご覧になれます。(www.nanoscience.cam.ac.uk


ディレクター等による研究意見交換会を開催
 NIMSでは、研究者、研究グループ間の融合・連携強化を図ることを目的として、平成15年12月22日、24日、25日の3日間で、研究意見交換会を開催しました。交換会では、ディレクター等がそれぞれの研究の取り組みや今後の展望などを発表し、活発な意見交換が行われました。


電力中央研究所との研究交流会を開催
 平成16年1月20日、(財)電力中央研究所大手町本部に於いて、(財)電力中央研究所とNIMSとの定例の研究交流会を開催しました。両機関から合わせて約40名が出席し、最新の研究トピックスの紹介、協力促進のための課題や方策について意見交換を行いました。


プレスリリース

環境に優しい鉛フリーの高性能圧電材料の創製
 材料研究所の任 暁兵主任研究員らのグループは、独立行政法人科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業の一環として、新しい原理に基づく巨大電歪効果(電場誘起変形)を世界で初めて発見し、有害な鉛を使用しない環境に優しい材料を開発しました。新しい原理を用いて得られた電歪効果は、従来から広く使われている材料の電歪効果と比べて、低電圧で約40倍という桁違いに大きな効果を示します。センサー、アクチュエータなどの電気−機械エネルギー変換に係わる幅広い分野への応用が期待されます。この研究成果は、1月12日付の英国科学雑誌「ネイチャー・マテリアルズ」でオンライン公開されました。


トップページへ