機構の動き

NIMSフォーラム2003を開催

 NIMSでは、平成15年11月21日(金)東京ビッグサイト国際会議場において、NIMSの最先端研究の発表と技術移転への橋渡し、産業界との連携・交流の促進を目的とした「NIMSフォーラム2003」を、昨年に引き続き日刊工業新聞社との共催により開催しました。
 フォーラム当日は、まず第1部で、担当ユニット長が超耐熱材料の開発やバイオ・環境への強磁場技術応用など代表的な研究トピックスについて発表し、続いて第2部で、NIMSにおける技術展開の説明や、技術移転に有望な研究成果の講演など技術移転トピックスについて発表しました。合計14件の口頭発表を行いました。さらに、50テーマのポスター展示やNIMS物質・材料データベースのデモ、技術移転相談コーナーも併設して行いました。
 来場者は、民間企業の方々を中心に460名を数え、大盛況に終わるとともに、併設したポスター展示などでは相談件数が600件を数えるなど、参加者との活発なコミュニケーションが行われ、NIMS研究成果に対する技術移転への関心の高さが伺えました。
 このフォーラムを機に、研究成果の製品化を促し、私達の生活に役立てるために、今後も技術移転に力を入れていきたいと考えています。



第1回アクティブ・ナノ計測技術国際シンポジウムを開催
“Seeing is Believing”から“Seeing is Creating”へ
 ナノ材料創製と機能評価を融合した新しいナノ計測手法である“アクティブ・ナノ計測技術”に関する第1回国際シンポジウム(ANCT2003)を11月12日〜14日にNIMS千現地区で開催しました。透過電子顕微鏡、走査トンネル顕微鏡、非接触原子間力顕微鏡、近接場光学顕微鏡、放射光顕微鏡などの最先端ナノ計測分野において第一線で活躍される著名な研究者を招聘し、基調・招待講演とポスターセッション、さらには企業展示まで併催され、大学・独法・企業の研究者との活発な議論と意見交換の場となりました。

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