科学技術週間行事を開催
 今年も4月18日の発明の日を含む一週間を科学技術週間と位置づけ、全国的に科学技術に関連した行事が行われました。
 今年のNIMSの取り組みは、4月17日(木)に、一般公開として千現地区での「ポスター展示・技術移転の紹介」ほか、千現・並木・桜地区の研究施設の公開を行いました。
 また、4月20日(日)には、青少年向け行事として千現地区では、いろいろな実験を通して材料を判別するコーナーなど体験型の実験を行い、並木地区では、近隣の中学生を対象に「ダイヤモンドの科学」と題した実験を含めた体験学習を行いました。
 さらに、4月25日(金)には、目黒地区の一般公開として、材料データベースの紹介やクリープ試験設備の紹介など物質・材料の知的基盤の公開を行いました。
 今回の科学技術週間行事の開催により、多数の方に当機構の現状と研究成果などを紹介することができ、また、家族連れや小中学生を中心にものづくりの楽しさを実感してもらうことができました。



受賞
3月 

Pametni medaili, Univerzity Pardubice(Czech)

  ・三橋武文「同大学との科学技術国際交流に長年にわたり貢献したため」

(社)日本鉄鋼協会 学術記念賞(西山記念賞)

  ・原田幸明「材料のエコマテリアル評価技術の確立」

(社)日本鉄鋼協会 俵論文賞

  ・原 徹、津崎兼彰「V添加高強度鋼の水素吸蔵挙動と微細組織の関係」

(社)日本金属学会 功績賞

  ・金 炳男

(社)日本金属学会 金属組織写真佳作賞

  ・野田哲二、胡 全利、荒木 弘、石川信博、鈴木 裕、楊 文

   「Si-Geナノワイヤー集合体の特異な形状」

4月 

文部科学大臣賞 第44回創意工夫功労者表彰

  ・小須田幸助「EPMAによる超軽元素の定量測定の改善」

  ・宮代 寛「高純度硫化物の合成と精製に関する装置の改善」

  ・木村 恵「高温疲労試験の加熱炉及び温度制御に関する改善」

文部科学大臣賞 第29回研究功績者表彰

  ・海江田義也「高機能材料製造のための燃焼合成法の研究」

(社)溶接学会 平成14年度溶接学会論文賞

  ・中村照美、平岡和雄「超狭開先GMA溶接プロセスの開発の

   ための制御技術」

平成15年度春の叙勲

  ・辻本得蔵(元金材技研材料設計研究部長)

         勲三等瑞宝章「科学技術研究功労」

  ・白嵜信一(元無機材研第一研究グループ総合研究官)

         勲四等旭日小綬章「科学技術研究功労」



人事異動情報
人事異動情報
○4月30日付
渋谷文義  辞職 (総務部参事)
○5月1日付
奥山正夫  転任 総務部参事(文部科学省研究振興局付)
荒井政二  出向 独立行政法人防災科学技術研究所(総務部契約課長)
大川好信  転任 総務部契約課長(文部科学省研究振興局振興企画課専門官)



行事(2003.5〜2003.8)

2003年

 
5月15日 第4回「アクティブ・ナノ計測基盤技術の確立」
公開成果報告会(東京大学総合図書館)

28日〜29日

第2回NIMS/MPI-MFワークショップ(NIMS並木地区)
6月16日 文部科学省ナノテクノロジー総合支援プロジェクト
平成14年度放射光グループ研究成果報告会
((財)大阪科学技術センター)

24日〜25日

第7回超鉄鋼ワークショップ(つくば国際会議場)

7月29日〜31日

サイエンスキャンプ2003実施予定(NIMS千現地区・並木地区)

8月6日〜8日

平成15年度茨城県中学生ミニ博士コース実施予定
(NIMS千現地区・並木地区)



短 信
データシート発行
 NIMSでは、中期計画における知的基盤の充実に向けた取り組みの一環として、クリープデータシートNo.49と長時間クリープ試験材の微細組織写真集No.M-2を発行しました。今回発行したデータシートには、ガスタービン用部材として使用されるニッケル基耐熱合金の試験材について、最長約3万時間までのクリープ破断データ、高温引張データなどを掲載しています。また、微細組織写真集には、ボイラ・熱交換器用ステンレス鋼管のクリープ試験材について、最長約22万時間までの長時間クリープ試験後の透過電子顕微鏡組織写真などや、析出物の組成分析データなどを記載しています。


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