圧延で導入されたひずみはFEMで解析しています。板厚方向のひずみの分布をクロス角度0°と1.5°で比較しました。クロス角度1.5°のクロス圧延の場合には,RD面上のせん断ひずみであるgyz(板厚方向一定)が導入されています。ただし,せん断ひずみの導入によってその他のひずみ成分に影響を与えたことで,導入された相当ひずみの量はクロス角度に依存しません。