せん断付与圧延として,大きく2つに分けることが出来ます。一つは,従来変形抵抗が高い難加工材を対象とし、圧延荷重を低減するために用いられていた異周速圧延や異径圧延のようにTD面上にせん断変形を導入する圧延と,エッジドロップ制御として使われているクロスロール圧延のようにRD面上にせん断変形を導入する圧延が考えられます。これらを総称して【せん断付与圧延】と呼び,これらの圧延を組織創製に役立てようという試みを行っています。