Spin Theory Group @ NIMS

国立研究開発法人物質・材料研究機構 磁性・スピントロニクス材料研究センター

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磁性理論グループでは、磁性・スピントロニクス材料とそれらから構成される素子開発を効率的に進めるために磁性理論ならびにスピン伝導・熱輸送の理論研究を行っています。物質の電子状態、電気伝導、格子振動を主に第一原理計算を用いて解析することで、より機能的な磁性材料を実現するための指針を提示することを目的にしています。特に、有限温度での磁化の揺らぎや格子のダイナミクスの効果を取り入れて、磁性材料が実際に動作する温度(室温付近)での磁気特性を理論的に明らかにすることに力を入れています。また、最近ではマテリアル・インフォマティクスの手法を取り入れて、より大規模で効率的な磁性材料探索にも取り組んでいます。

news

17 Sep 2025 Kurniawanポスドク研究員らによる磁歪と磁気ダンピングの関係に関する研究成果がPhysical Review B (Letter)に掲載されました。本論文はEditor’s Suggestionに選ばれています。
15 Sep 2025 当グループによるホイスラー合金の網羅的第一原理計算と安定性を含むデータベース創出に関する論文がActa Materialiaに掲載されました。また、データベースを一般公開しました。
17 Jun 2025 増田主任研究員が主導したTMR振動の理論研究成果がPhysical Review B (Letter)に掲載され、Editor's Suggestionに選ばれました。また、同時にプレスリリースを行いました。
18 Apr 2025 弊グループではポスドク研究員1名を公募しております(終了しました。2025/5/30)
08 Apr 2025 増田主任研究員が令和7年度文部科学大臣表彰「若手科学者賞」を受賞しました。おめでとうございます!