research

「接着」・「界面」をキーワードとして、自身の機能によって生体組織の再生・治癒を誘導する生体材料の基礎研究を行っています。医歯学系機関、企業と積極的に連携し、基礎から応用研究へ展開しています。

高強度・生体親和性接着剤の開発

低温・高濃度でも流動性を示すスケソウダラゼラチンの一部を疎水化した「疎水化タラゼラチン」と「反応性ポリエチレングリコール架橋剤」の2成分から構成される高強度・生体親和性接着剤の開発を行っています。 低温・高濃度でも流動性を示すスケソウダラゼラチンの一部を疎水化した「疎水化タラゼラチン」と「反応性ポリエチレングリコール架橋剤」の2成分から構成される高強度・生体親和性接着剤の開発を行っています。

参考文献
Macromol Biosci, 2017, 17, 1600349
Biomater Sci, 2017, 5, 982-989.
J Biomed Nanotechnol, 2016, 12, 128-134.
Colloids Surf B, 2016, 146, 212-220.

血管新生を促進する成長因子フリー接着性多孔膜の開発

体内に存在する成長因子を吸着・徐放して血管新生を促す軟組織接着性多孔膜の開発を行っています。再生医療用足場材料、血管新生材料としての応用が期待されます。

参考文献
Biomaterials, 2015, 63, 14-23.

組織接着性に優れた噴霧型創傷被覆粒子

生体組織に強固に接着し、かつ内視鏡で簡易に運搬・噴霧できる粒子状の被覆材を開発しています。マイクロメートルサイズに粒径を制御した本粒子は、内視鏡手術後の創部に使用することで、組織を保護し、組織再生を促進します。また、この被覆材は、体内で分解・吸収されるため、組織の修復後に再手術をする必要はありません。内視鏡手術後の狭窄や穿孔などの偶発症を予防する医療材料としての応用が期待されます。

参考文献
Small, DOI : 10.1002/smll.201901566.