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ハイブリッド噴霧法による低酸素微細球状粉末の製造
三次元造形用粉末、小型電子製品用接合(はんだ用)粉末には、微細で低酸素な球状のものが要求されます。ガス噴霧法や遠心噴霧法では粒径のそろった低酸素球状粉末を製造することが出来ますが、粒径を小さくすることが大変困難でした。ハイブリッド噴霧法では、ガス噴霧によって溶湯を微細に分裂させ下部に設置してある回転ディスク上全体に均一に吹き付け、非常に薄い(数十ミクロン)の液膜を形成させ高速回転により溶敵を飛散させることにより微細な粉末の製造を可能にしました。これまでに平均粒径10mmのSn-Zn鉛フリーはんだ用粉末の製造に成功しています。また、Al,Cu粉末の製造にも成功しています。
(a)
ガス噴霧法により製造したSn-9 mass %Zn粉末。
(溶湯温度673K、ガス圧力1.0MPa)
(b)
ハイブリッド噴霧法により製造したSn-9 mass %Zn粉末
(溶湯温度673K、ディスク回転速度2094rad/s)
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